【ファンキー通信】キミは虐待弁当を食えるか?

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 最近、数あるブログのなかでも「虐待弁当」というサイトが注目を集めているという。「虐待」と「弁当」ってぜんぜん結びつかないんですけど・・・。いったい弁当のなかで、何が行われているのか? そこでさっそく虐待弁当と検索し、クリック! すると・・・・。

 「なんじゃこりゃー!」(松田優作風)と思わず叫びたくなるような、キャラクター弁当が勢ぞろい。レベルの高さはまるでアート! 材料はのりやかまぼこ、たまごなど一般的な素材を使っているようですが、なんとも精巧かつダイナミックな造りじゃありませんか。こんなお弁当もらったら嬉しい、いや、やっぱり苦しいかな? そこで虐待弁当の真意について、作者「霞ん」さんに直撃。

 そもそもなんで「虐待弁当」なんですか?

 「正直、お弁当は眠い目をこすりこすり朝早くから作ります。でも、高校生くらいの思春期になるとせっかく作ったのに反応はなし。だったら『なんとか言わせてやろう』と蓋を開けたら恥ずかしくなる(これが虐待ですね)ようなお弁当を! と思って始めました。今では、無言のコミュニケーションですね(笑)」

 『鳴かぬなら鳴かせてみせようホトトギス』って、まるで秀吉の発想じゃないですか? たしかに、忙しい朝に恋人や家族のお弁当を作るとなると、台所はまさに戦場。「虐待弁当」霞んさんの場合、旦那さんが出社した後の朝の6時30分(旦那さんも早いね〜)から作りはじめる。この精巧なお弁当を約40分で作成し、次男(思春期高校生)が出かける7時9分までにはデジカメの撮影も終えるのが日課。超ド級の忙しさなんだとか。

 ちなみにキャラ弁の数は正確に数えたことはないそうだが、現在では軽く200以上を超える。今では、末っ子のお子さんは「モアイ像作って!」とせがむほどのキャラ弁好きだが、肝心の次男(思春期高校生)は、未だ誰にも見られないようにかきこみながら食べているのだそう(笑)。

 「カップルも夫婦もたまにはケンカしますよね? そんなときほど『虐待弁当』は効果がありますよ!」(同)

 今日はどんな作戦で相手をびっくりさせてあげようかと楽しんでしまえば、一見面倒なお弁当作りも進み、無言のメッセージが二人の愛情を育むこと間違いなし。さて、あなたのお弁当、今日はどうですか? 彼女が「虐待弁当」を作りはじめたら、あなたに何かを伝えたいサインなのかも?(押木真弓/verb)

虐待弁当 霞んさんのブログ
http://blogs.yahoo.co.jp/kasumin_yorosiku/folder/297121.html