繋小学校整地作業中に偶然、7個体発見された/写真は主催者提供

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盛岡市遺跡の学び館(岩手県盛岡市)で、企画展『繋遺跡 国重要文化財指定30周年』が2019年1月20日(日)まで開催されている。

【写真を見る】未公開の土器や装飾品が一堂に会する/写真は主催者提供

盛岡の奥座敷、繋(つなぎ)温泉郷。人々を癒すパワースポットには太古より縄文人の営みがあった。そして遺跡から出土する北方の土器や北陸のヒスイは、列島規模での人や文物の往来を物語っている。

今回の展示会では、日本人の心を揺さぶる縄文の芸術的でダイナミックな渦巻文様を持つ国指定重要文化財「深鉢形土器」7個体をはじめ、未公開の土器や装飾品が一堂に会する。

担当者は「盛岡の奥座敷『繫』。現在は温泉街として賑わう地ですが、縄文の太古、のちに日本の縄文時代を代表する土器のひとつと評価された土器が製作されていました。今回は、昭和63(1988)年に国の重要文化財に指定された『深鉢形土器』7個体を中心に、繫遺跡から発見された貴重な遺物の数々をご紹介します。厳しい自然環境を生き抜いた縄文人の美を感じて頂ければ幸いです。皆さん、ぜひご覧ください」と来場を呼びかける。

重要文化財を間近で見られる貴重な機会、ぜひ遺跡の学び館に足を運ぼう。(東京ウォーカー(全国版)・ウォーカープラス編集部)