押収された偽ブランド品(ソウル市提供)=(聯合ニュース)

写真拡大

【ソウル聯合ニュース】韓国・ソウル市の民生司法警察団は13日、日本人観光客を相手に偽ブランド品を販売していた業者ら8人を立件、主犯を逮捕し捜査中だと明らかにした。

 容疑者はソウルの繁華街、明洞のビルの一角に秘密倉庫を設けて客引き行為を行い、連れ込んだ日本人観光客に腕時計、ハンドバッグ、財布などの偽ブランド品を販売したとされる。

 秘密倉庫は6階までのみエレベーターで上がることのできるビルの7階にあり、韓国人の出入りを制限することで犯行を隠していた。

 ソウル市民生司法警察団は、容疑者が保管していた偽ブランド品1021点も押収した。これらは本物に換算すると24億ウォン(約2億4000万円)相当に上る。

 容疑者は押収された偽造品をソウル・東大門の露店で購入したと主張したが、携帯電話の記録を分析した結果、卸売業者から仕入れていた事実が明らかになり、卸売業者もあわせて立件された。

 偽ブランド品などの偽造品を流通・販売した場合、商標法に基づき7年以下の懲役、または1億ウォン以下の罰金が科される。