旧八代城下の「宮之町」から出される笠鉾。その中でもっとも由来が古い菊慈童

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長崎県の諏訪神社おくんち、福岡県の筥崎宮放生会と並び、「九州三大祭」のひとつとして数えられている「八代妙見祭」が11月22日(木)、23日(金・祝)の2日間にわたって熊本県八代市の八代神社で行われる。

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380年の歴史をもつ豪華な神幸行列は、八代市中心街から妙見宮まで約6キロの道のりを歩くもので、2011年3月に国の重要無形民俗文化財に指定され、2016年12月にはユネスコ無形文化遺産に登録された。

初日の22日には、本町アーケード一帯で、御夜(ごや)と呼ばれる前夜祭が行われ、各出し物を間近に見ることができ、祭りを保存してきた保存会の人々と触れ合うことができる。そして、23日の本祭りで行われる行列には豪華な「笠鉾」や人気の「亀蛇(キダ)」などが登場し、迫力ある獅子舞や亀蛇の演舞がおこなわれ見所が満載だ。

2日間で21万人もの来場者数をかぞえる、伝統の行列を見に出かけよう。(東京ウォーカー(全国版)・ウォーカープラス編集部)