【滋賀 最新レポ】 比叡山延暦寺で話題の「梵字ラテ」、ご利益とSNS映え

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788年(延暦7年)開創、1994年にユネスコの世界文化遺産にも登録された比叡山延暦寺。ここで2017年夏「梵字ラテ」が登場し、参拝客らの人気を集めている。

梵字とは、仏様を表す文字のこと。さまざまな功徳を与え、災難から救うとされる。その梵字ラテを注文する際、自分の生まれ年の干支を伝えると、守り本尊の梵字を入れたラテアートとして提供される。例えば、子だと千手観音、丑と寅は虚空蔵菩薩、卯は文殊菩薩、辰・巳は普賢菩薩など。

2017年8月に、梵字ラテとしてカフェラテを提供開始。その後、抹茶ラテ、キャラメルラテと増え、現在は3種類の味から選べる。1杯700円。抹茶パウダーなども京都宇治産の高級茶葉を使っているという。梵字ラテを提供するのは、比叡山延暦寺の国宝殿や根本中堂などがある東塔地域の宿坊「延暦寺会館」の喫茶れいほう(通年、9時〜17時営業)

自分の生まれ年の仏様を知ることができると同時に、参拝後にのんびりラテを飲みながら休憩できるのもいい。天気が良い日は、比叡山から望む琵琶湖の景色もよく見える。梵字ラテはSNS映えするだけでなく、じっくり飲むとご利益もありそうだ。

なお、比叡山延暦寺では、2016年度から根本中堂の10年にわたる改修が行われている。現在の根本中堂は、1571年に織田信長による焼き討ち後、1642年に徳川家光の命で再建されたもの。今だけ、伝統的な工法による修理の様子が、屋根と同じ高さに特設された「修学ステージ」から間近に見学できる。

滋賀県では、2018年12月24日まで、大型観光キャンペーン「虹色の旅へ。滋賀・びわ湖」を開催中。滋賀県全域を会場とし、歴史やグルメなど300を超えるプログラムが体験できる。滋賀ふるさと観光大使の西川貴教さんが「虹たびナビゲーター」に就任。

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虹色の旅へ。滋賀・びわ湖 観光キャンペーン

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(Written by Aki Shikama)