提供:週刊実話

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 “視聴率3冠王”をひた走ってきた日本テレビの凋落が始まった。ドラマに出演した女優らが相次いで絶縁状を叩きつけているのだ。

「1月期に放送された『anone』でヒロインを演じた広瀬すずは、平均視聴率6.1%と轟沈。続く4月期『Missデビル 人事の悪魔・椿眞子』の菜々緒も8.2%と振るわなかった。そして7月期『高嶺の花』の石原さとみが9.5%。日テレのドラマは鬼門だということが芸能界に広まりつつあるんです」(芸能関係者)

 その理由は、視聴率が取れなかったことで激減してしまう出演料だ。
「最近は、日テレもハリウッド方式を採用するようになった。出演作の興行成績や視聴率でギャラを計算するんです。結果、広瀬は1本160万円〜だったのが110万円〜に。菜々緒も140万円だったのが90万円〜、石原に至っては250万円〜だったのが170万円〜にまで落ちている。すべて、日テレの責任ですよ」(テレビ事情通)

 人気女優らが日テレに対し、相次いで三くだり半を突き付ける中、視聴率3冠王にも、陰りが見えてきたという。かつて日テレは、全日(午前6時〜午前0時)、プライム(午後7時〜11時)、ゴールデン(午後7時〜10時)帯すべてにおいて、視聴率トップを獲得してきたが、10月第3週(15〜21日)の全3部門で、テレビ朝日に首位を明け渡し、2位となってしまった。

「日テレがテレ朝を下回ったのは、今年2度目。現在、日テレは月間視聴率で在京民放最長の58カ月連続“3冠王”を継続しているが、陥落するのは時間の問題です」(テレビ関係者)

 この事態に頭を抱えているのが、日テレ上層部だ。
「日テレ局員の給与はローカルのテレ東以下。30歳平均で600万円〜。最上位のフジテレビは30歳制作局員で1500万円超え。一度、やる気を失ってしまうと、心の拠り所を失ってしまう。局員は糸の切れた凧のような状態です」(同)

 倹約体質がアダとなる?