セレブな街で貧乏生活する妻、ついにパパ活まで…。原因は夫の見栄?

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 マトモに働いている男性と結婚したら、安定した生活が待っている。普通の人はそう考えるのではないでしょうか。

 しかし、中には夫のブランド志向の性格ゆえに「結婚後貧困」になってしまったという女性がいます。東京出身の美央さん(仮名・35歳)は、4年前にインテリア会社の同僚だった夫と結婚しました。

◆住むエリアにやたらとこだわる「ブランド志向」な夫
「夫はいかにもインテリア業界にいそうなおしゃれな人という感じで、私は初め興味なかったんですが、アプローチされているうちに性格の良さに惹かれて付き合うことになったんです。お互い結婚願望があったし早く子供が欲しかったので、交際から1年で入籍・妊娠しました」

 それまでは夫が借りていたマンションで同棲していた美央さん夫婦ですが、出産を機にマンションを購入することになったといいます。しかしそこで問題が起こります。

「四国の田舎町出身の夫は出身地にコンプレックスがあるのか、とにかく住む場所にこだわるんです。ブランド志向が強く、それまでは三宿のデザイナーズマンションに住んでいました」

 聞くと夫の年収は500万円、独身なら都内でも余裕を持って生活できますが、家族になったらある程度節約しないと生活できません。

「それなのに、私が住む場所の候補を挙げるたびに『〇〇は治安が悪いから嫌』『××は下町だから嫌』とすべて反対するんです。私は都心へのアクセスが良ければどこでもいいのですが、夫の希望は田園都市線やら成城学園前など高い地域ばかり。ハッキリ言って自分の年収を考えて言ってほしいです……」

 結局、夫の強い希望で横浜市の青葉区にマンションを購入した美央さん夫婦。月のローンは15万円となかなか高額です。

◆妻の収入は保育園代に消え……夫だけが贅沢ざんまい
「当然、夫の給料だけでは生活できないので私も働くことになりました。幸い、知り合いのツテで派遣社員として雇ってもらえることになったのですが、会社が千代田区にあるんです。会社から家の近くの保育園までは1時間。定時であがっても延長料金がかかります。しかも、エリアがエリアなので保育園の費用も決して安くはありません」

 せめて下町でも都内に住んでいれば、安い保育園もたくさんあったのに……と嘆く美央さん。

「夫の会社は表参道なのでまだ家からは近いのですが、仕事後は会社の人たちと飲みに行ってしまうことが多く、一度もお迎えに行ってくれたことはありません。ローンはまだまだあるのに、よくそんな悠長に構えていられるなと思います」

 美央さんの夫に対する不満は、金遣いにもあるそうです。

「そのくせ夫は仕事上、服にこだわらなければいけないのでブランド品ばかり買うんです。月収は2人で55万円ほどですが内15万円がマンションローン、夫の交際費と洋服代は月10万円ほどかかります。私の稼ぎは保育園代と、それと子供の小学校入学のための貯金で消えてしまいます」

 食費についてもかなりの不満が。

「こんなにお金がないのに、夫は外で食べてくることが多いんです。食費がなさすぎて、子供の分はちゃんと作るけれど、私だけおかず無しとかしょっちゅうあります。会社の近くにも家の近くにも安いスーパーがないので、食材は休みの日に自転車で少し遠くの格安スーパーに買いに行いにいっています」

 そんな中、最近は美央さんの出費も増えてしまって悩みのタネに。

「最近は友人の結婚ラッシュで出費が多いんですよね。友人は私達のことをセレブ夫婦だと思っているので、お金がないから結婚式に参加できないなんてとても言えません。この前、友人がモルディブで結婚式を挙げたときに招待されて20万円もかかりました。

 とっさの出費のときは、夫に内緒で昔働いていたキャバクラ時代の客とデートしてお小遣いをもらっています。最近は主婦のパパ活が流行っているらしいので、私もパパ活サイトに登録しようか考えますね……」

 決して不自由なく暮らせる収入なのに、見栄のためにセレブエリアに住み貧困に陥ってしまった美央さん。夫にはまだ余裕の表情がうかがえますが、貧困だと自覚する日は案外近いかもしれません。

―貧困女性の実態 vol.3―

<文/結城>

【結城】
恋愛ライター。鋭い視点で世の男女を観察し、 夫婦問題からイタい火遊びまで、幅広いエピソードを華麗に紡いでいく。Twitter:@yuki55writer