普段は親の言うことをぜんぜん聞かない子どもたち。

でも、緊急時には母親の声のほうが通常のアラームよりも目を覚ましやすいことが、最新の研究でわかりました。

母親の声は警報音を超える

Journal of Pediatricsに掲載されたこの論文では、5から12歳の子ども176人を対象に、眠っているときに標準的な火災報知器と声によるアラーム音を聞かせて比較を行ないました。

母親が録音したアラーム音には、「その子の名前を叫ぶ」「逃げ方を教える」「その両方」の3種類があります。

子どもの名前を含めても効果はないように感じてしまいますが、実験の結果、母親の声の場合それは効果的であることがわかりました。

母親の声を聞かされた子どもたちは、通常のアラーム音よりも多くが目覚め、早く逃げました。

具体的には、アラーム音では約50%の子しか目を覚めさなかったのに対し、母親の声では90%が目を覚ましました。また、母親の声を聞いた子どもは、30秒以内に部屋から出ました。これに対し、アラーム音で起こされた子どもたちは、5分近くかかりました。

同論文では、このように結論付けています。

住環境において、母親の声によるアラームは、警報音を著しく凌駕する。

この研究では母親の声でしか実験が行なわれていないため、父親の声がどのていど効果的かはまだわかっていません。

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Image: Pexels

Source: Journal of Pediatrics

Meghan Moravcik Walbert - Lifehacker US[原文]