右手首から先がない片腕の投手として知られたジム・アボット氏(51)が9日放送の日本テレビ系「衝撃のアノ人に会ってみた!」に出演した。

 アボット氏は米国代表として出場した1988年のソウル五輪野球決勝で、日本代表を封じて金メダルを獲得。86年のドラフトでエンゼルスに1位指名され、翌87年にメジャー昇格した。ヤンキース時代の93年9月4日、対インディアンス戦でノーヒットノーランを達成するなど、主戦投手として活躍した。

 アボット氏は「他の人と違うのは楽なことではないんだ。とてもとても孤独で、僕も疎外感を覚えたことがあった」と告白。

 12歳当時の経験を「相手チームが全員バントをしてきたことがあった。弱点だと思ったのでしょう。でも僕は感謝しました。だってもっと努力しようと思わせてくれたんですから。守備に自信が付いたのはあの試合のおかげ」と振り返った。

 現在はロサンゼルス在住で、自身の経験を伝える講演活動を行っているという。2人の娘を持つ父親だが、「実は僕も家族を持てるか不安だった」と打ち明け、「今は2人の娘がいて、幸せになってほしい。それが今の僕の夢なんです」と願っていた。