衆院内閣委員会で答弁を行う片山さつき地方創生相・女性活躍担当相=9日午前、国会(春名中撮影)

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 第4次安倍晋三改造内閣の新閣僚がまた“炎上”した。

 「政治とカネ」の問題を抱える片山さつき地方創生担当相は9日の衆院内閣委員会で、野党から集中攻撃を受けた。答弁が不安視される桜田義孝五輪相は、野党の質問通告に関する自身の発言を事実誤認として撤回し、身内の与党から苦言を呈されるお粗末ぶりを露呈している。

 「今思えば、少し軽率だった。秘書としての実体があるか厳格に判断してから(通行証を)出すべきだった。大変反省している」

 片山氏は9日の衆院内閣委で、立憲民主党の今井雅人氏から国税庁への口利き疑惑の追及を受け、仲介役とされる税理士に参院の通行証を渡した対応を釈明した。ただ税理士が私設秘書だとの認識は否定した。

 国民民主党の後藤祐一氏からは、著書宣伝の看板について過去の発言との整合性をただされた。

 防戦を強いられたのは、桜田五輪相も同じだ。9日の記者会見で、参院予算委員会での不安定な答弁は質問の事前通告がなかったためとした発言を撤回した。「通告が全くなかったと申し上げたのは事実と若干違う」と述べた。

 桜田氏は、質問を通告した議員は立憲民主党の蓮舫副代表と説明したが、5日の参院予算委に続き「レンポウ議員」と間違えた。

 自民党の加藤勝信総務会長は記者会見で「正確な情報に基づいた対応が求められる」と苦言を呈し、公明党の斉藤鉄夫幹事長も記者会見で「人の名前を正確に呼ぶのは人間の基本だ」とくぎを刺した。

 桜田氏は会見後、衆院文部科学委員会で所信表明に臨んだが、発言ミスを連発した。

 原稿を読み上げる際、パラリンピックを「パラリック」としたほか、10月にインドネシアで開かれた2018アジアパラ競技大会を「2028アジアパラ競技大会」と発言し、“訂正”のヤジを受けた。さらに新国立競技場の整備計画に関連し、プロセスを「プロレス」と誤った。