異様なほど反応しているフジテレビ

写真拡大

 日本テレビ系の人気バラエティー番組「世界の果てまでイッテQ!」の“ヤラセ祭り”騒動が、思わぬ展開になってきた。かつてのライバル局フジテレビが異様なほど反応しているのだ。8日昼に放送された同局のワイドショー「直撃ライブ グッディ!」で、なんと40分もの時間を割いて“日テレ攻撃”をしてみせた。フジがそこまで力を込めた裏には、高視聴率のまま5年前に打ち切りになった人気バラエティー「ほこ×たて」の恨みが…。

 この問題を初報した「週刊文春」によると、今年5月20日に放送された「イッテQ!」では、タレント宮川大輔が「橋祭りinラオス」に参加。だが、同誌は「ラオスにそんな祭りは存在しない」と自信満々に報じた。

 この疑惑に対し日テレは同日、報道各社にファクスで経緯を説明。企画はタイの会社が提案したものとし、ヤラセは否定したが「誤解を招く表現があった」「番組として真摯に反省すべき点があった」と謝罪。ただ「これからも視聴者のみなさまにご支持いただける番組作りに邁進する」と、番組は継続する意向を示した。

 これを受けて、文春編集部は猛反論。「イッテQ!」のエンドロールにクレジットされている「海外コーディネーション」M社の社長自ら企画したことを同誌に対して認めていること、また現地での証言などから「橋祭り」がラオスで開催されたことはなく「番組サイドが企画、セットの設置にかかわってつくられたものであることは、11月8日発売号の記事で報じた通り」とコメントを発表した。

 さすがに他局も無視できずこの疑惑を一斉に報道。なかでも異常に力を込めたのがフジの「グッディ!」で、この問題について実に40分間もの時間を割き、丁寧に検証。同番組のスタッフがラオスに乗り込み、現地を総力取材する徹底ぶりだ。

 あるフジテレビ社員は「“やりすぎ”と言われるかもしれないが、ウチはかつて、『ほこ×たて』にヤラセがあったとして打ち切りに追い込まれた。確かにやってはいけないことだったけれど『ほこ×たて』がダメなら『イッテQ!』もダメだろ、という思いがある」と明かした。

 2011年1月にスタートした「ほこ×たて」は、“ガチンコ対決”をウリに人気番組となり、一時は約15%の視聴率を取っていた。だが13年10月20日に放送された「スナイパー軍団VSラジコン軍団」で、「実際には中止になった対決が、あたかも自分が負けたように編集された」と出演者から告発され、結局この放送を最後に打ち切り。

「事実と違う編集をして放送したのだから、明らかなヤラセで打ち切りも仕方がない。でも『イッテQ!』は、ラオスでは行われていない祭りをあたかも毎年行われているように放送したのだから、これもヤラセでしょ? 『ほこ×たて』と同じで『イッテQ!』も打ち切りになって当然」(同)と容赦ない。

 まさかのフジの“参戦”で、騒動は終息するどころか拡大している。