12年前、当時生後11カ月の桜井亜衣ちゃんに暴行を加えて死亡させたとして傷害致死容疑で逮捕された父親の堀田伸輔容疑者(42)が、今月の逮捕前の任意の調べに「娘をこたつから払ったら壁にぶつかった」と供述していたことが捜査関係者への取材でわかった。

 警視庁は9日、堀田容疑者を送検した。

 捜査関係者によると、堀田容疑者は事件当時などは「こたつから落ちた」と説明していたが、今月4日以降の任意の調べに「うそだった。逮捕されると思った」などと話し、容疑を認めたという。逮捕後は供述が変遷しているといい、裏付けを進めている。逮捕容疑は2006年12月30日、東京都新宿区の当時の自宅で亜衣ちゃんに暴行を加えて頭蓋骨(ずがいこつ)骨折などの重傷を負わせ、約2カ月後に死亡させたというもの。

 東京都児童相談センターによると、亜衣ちゃんは母親の体調不良を理由に同年6〜12月、都内の乳児院に一時入所していたが、母親の体調回復と家庭訪問などの結果を踏まえ、事件の2日前、入所措置を解除したという。同センターは「家庭訪問の際にも亜衣ちゃんの体にあざなどはなく、虐待を疑うことができなかった」としている。