いろいろな国を旅している感覚に! 癒しのTVアニメ「メルクストーリア」田村睦心×水瀬いのり×花守ゆみりキャストインタビュー!

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モンスターを癒す少年と瓶詰めの少女が織りなす、人気の冒険ファンタジーゲームアプリ「メルクストーリア-癒術師と鐘の音色-」が待望のアニメ化。2018年10月11日より放送もスタートし、癒し系アニメとして注目を集めている。

今回のインタビューでは、主人公ユウ役の田村睦心さん、メルク役の水瀬いのりさん、トト役の花守ゆみりさんの3人にアニメの見どころや、それぞれのキャラクターの魅力、今後注目してほしいポイント、さらに忙しい皆さんの“癒し”は何か?など、たっぷりと語っていただいた。アフレコも順調に進み、いろいろな国を旅して来た3人ということもあり、チームワークのよさを感じるインタビューとなった!

 

-- 4年という長きに渡り愛されている人気アプリに声をあてることが決まったとき、どんな感想を持ちましたか?

 

田村睦心(以下、田村) 普段自分が演じる男の子は、どちらかというと気が強めだったり、ガキ大将みたいなタイプが多くて、ユウのように気弱でなよっとした感じは初めてでした。最初はあまり意識していなかったのですが、徐々に緊張を感じるようになりましたね。周りから「このアプリ、今回初めて声がつくんだよね」みたいな話が出るようになっていたので。ファンタジーという世界観で何に驚き、何を普通とするのか、基準がイマイチつかめなかったのですが、ディレクションをしていただきながら、だんだんわかってきました。

 

水瀬いのり(以下、水瀬) アプリがスタートして4年。皆さんがゲームをしながら心の中でどんな声をイメージしてプレイしているのかというのが気になりました。人それぞれイメージするキャラクターのボイスって違うものですし、自分が演じるメルクがその標準に達しているのかどうかというのが不安でもありました。原作があるものに声をつけるというのは、オリジナルとは違った緊張感があるので、最初は不安のほうが大きかったです。どんな風に演じればいいのか正解がわからなかったので、むしろ「どんな風に演じてほしいのか」をアフレコ前にインタビューしたいくらいでした(笑)。

 

花守ゆみり(以下、花守) ここまで「マスコットです!」というかわいらしい見た目で、人語を話さないキャラクターを演じさせていただくのが初めてで、さらに4年も続いているゲームだったので、どう演じればいいのか悩みました。でも、キャラクターの絵を見せていただいたときに、表情もコロコロ変わるし、小さい体ながら跳ねたり走ったり「楽しそうだな」という印象を受けました。だったら、楽しんで演じたもの勝ちだ!という気持ちになったら気が楽になりました。もしかしたら、最初にトトの声を聞いたときに「あれ? イメージと違う」と感じた人もいるかもしれません。でも、そういう方にも徐々に私が演じるトトの声になじんでいってもらえたらいいなという気持ちでやっています。

 

田村睦心さん

 

-- アニメ放送スタート後の周りの反応はいかがでしたか? 

 

田村 普段はTwitterとかで反応を見たりしているのですが、1話の先行上映会では、作品を見たお客様の様子を直接見ることができました。どんな反応をするんだろうとドキドキしていたのですが、すすり泣きもあちこちで起きるくらい感動してくれて。ゲームを好きでいてくれた人たちが来てくれた先行上映会だったので手応えを感じました。

 

水瀬 絵もきれいだし、やわらかい雰囲気だし、ゲームは女性のユーザーさんも多いらしいので、アニメを観てくれる方も女性が多いのかな? なんて思っています。

 

田村 RPGのゲームイベントで女性率があんなに高いのは珍しいなって思いました。絵がきれいで、癒されて、話が感動する。作品のやわらかくてやさしいという癒しの雰囲気が、プレイしている人からも感じられた気がします。

 

水瀬 登場人物の衣装とかもすごくかわいいんです。女の子から見ても憧れるような妖精が出てきたり。女性のツボ的なところをおさえているような気がします。

 

-- それぞれのキャラクターの魅力について教えてください。

 

田村 無気力。こんな主人公いるんだ!っていうくらい気弱で、無気力、率先して動かない。これだけだと、マイナスなワードばかり並んでいますが、熱いものはないけれど「人を助けたい」という気持ちは伝わってくるキャラクターです。嫌と言いながらも、メルクに引っ張られるとなんやかんやがんばって行動するのは、ユウのいいところだと思います。すごくやさしいし。

 

水瀬 初見では愛らしい印象なので「かわいい」と感じる人が多いと思います。でも、意外と台詞回しやユウとのやりとりの中に彼女の真髄が見え隠れしている気がします。この作品は「メルクの記憶を取り戻す旅をしている」ので、彼女には何かある!と感じさせられるキャラクターだなと思います。

 

花守 台本を広げたとき、最初に感じたのは「おてんばだな」と。トトは女の子かどうかはわからないですけれどね(笑)。自分の体の大きさをわかってないのかなと思うくらい、物怖じしないというか。自分より大きいモンスターに平気で声をかけたりしちゃうし、ユウをはじめとする人間にも臆することなく自分から突っ込んでいくような、熱血な部分が感じられるマスコットだと思います。

 

水瀬いのりさん

 

-- 毎回ゲストが参加するとのことですが、たった1話だけの共演というのはどんな感じなのでしょうか?

 

田村 今度はどんな国に連れていってくれるんだろうってワクワクさせてくれるし、やりやすい方ばかり来てくださいます(笑)。国によってカラーが違うし、楽しみで仕方ないんです。次は誰が来るのかな?って。

 

水瀬 毎回新鮮だからこそ、より気持ちが引き締まります。「新しいところに行くんだ!」というのを楽しみながら演じています。私たちが旅行させてもらっている感じですね。同じスタジオで毎週集まるけれど、ゲストキャラさんの雰囲気になるし、話数によっては前編・後編のパターンもあって、後編のアフレコ時には寂しさを感じることもあります。「みんなを置いて旅立つのか…」という感じで。レギュラー作品なのに毎回レギュラー感がないっていうのが面白いです。

 

田村 そう! 毎回新鮮でなんか楽しいんですよ。主人公よりも主人公しているゲストキャラもいたりして。

 

-- 作品の見どころ、アフレコ裏話などがあれば教えてください。

 

田村 井上親子が親子役を演じた4話ですかね。井上ほの花ちゃんがサローディアという王女、井上喜久子さんがフロイレイダという女王役なのですが。ほの花ちゃんがベテランさんも苦戦していた「癒術士(ゆじゅつし)」という言葉をきちんと噛まずに言えることにびっくりしました。

 

水瀬 自分も含めてですが「癒術士」というワードを言うためにあれやこれやの技法を使い必死な中、ほのかちゃんはスラスラ言えていて本当すごいなと思いました。

 

花守 セリフを言い間違えた時とかに「ごめんね、ママ」って一瞬素が出ちゃったりするところが、かわいかったですね。ざわつきましたけど(笑)。

 

田村 先輩としてアドバイスするシーンも目撃できたし…。親子でありながら、先輩後輩でもあるんだなと貴重なシーンを見せてもらいました。

 

水瀬 いいもの見せてもらったなという感じです。

 

花守 心温まりましたね。

 

花守ゆみりさん

 

--キャラクターを演じるうえで意識していることはありますか?

 

田村 常にヒョロヒョロを意識しています。気弱で無気力で、芯がない感じ。芯はあるかもしれないけど、前に出ない感じ。あ、おかゆみたいなやつですね。

 

水瀬 おかゆ男子!

 

田村 胃にやさしいし、芯がまったくないっていうね(笑)。でも、5話あたりから徐々に「癒術士になろう!」っていうのが出てきて、ちょっとおかゆが温まり出す感じになってきたので、演じるうえではやりやすくなりました。

 

水瀬 テストの後に「ナチュラルに」って言われたんですが、語尾に「みゅ」がついている時点でナチュラルじゃない!って(笑)。試行錯誤した結果、見た目のかわいさに引っ張られないように演技すべきなのかなと思っています。かわいい部分は、絵で存分にやってもらって、声で必要以上にかわいさを出すのをやめようって。ユウは「声を高く!」って言われて、メルクは「かわいくなりすぎず」というところで、2人で不安を共有しながら、一緒に形を作ってきた感じです。今となってはよきパートナー感が出ています。

 

花守 世に言うマスコットは高い声色の子が多いので、もうちょっと声が低いところのコテコテキャラもいいのかな?と思っていたのですが、「高くてよい」って言われて。なので、鳴き声はかわいくありつつ、トトのコミュ力の高さを表現するために「ヘーイ、そこの彼女!」みたいなノリで演じています。2人がいるので、何をやっても大丈夫、なんとかしてくれるって安心しているので、自由に楽しく演じています。

 

-- 後半に向けての見どころを教えてください!

 

田村 それぞれの国に特徴があって、話のテイストがガラリと変わっちゃうエピソードも登場します。「これ、『メルクストーリア』?」って思っちゃうくらいなんです。でも、根底は変わらない。その思い切りのよさがいいなと感じています。

 

水瀬 私たちも毎週台本をいただいてから徐々に知っていく感じです。毎回新鮮な出会いがあるからこそ、温度感も高いまま続けていける。ゲストキャラクターに影響されている私たちと、(根底は)変わらない私たちの両方を見てほしいなと思います。

 

花守 見どころ、お2人がすべて言ってくださいました(笑)。癒術ってモンスター単体を癒すだけでなく、その国や関わる人間たちの心も変えていく力があるのかなと感じています。冒険の始まりと終わりを見返して、国やキャラクターの変化した部分を見てほしいなと思います。

 

 

-- “癒し”というキーワードが出てきたところで、最後にパーソナルな質問を。みなさんの“癒し”は何ですか?

 

田村 ペットと過ごす時間です。犬と猫と一緒に、窓を開けて、風を感じながらベッドの上でゴロゴロしているときが最高の癒しです。これが昼間だったりするともう幸せすぎますね。

 

水瀬 お風呂です。お風呂に入ることよりもお風呂場が好きなんです。オレンジっぽい照明に癒しを感じます。お風呂に入る=日付が変わるというイメージなんです。今日のできごとを洗い流して、明日のことを考え出す、スイッチングの場所ですね。禊(みそ)いでいる感じがありますが(笑)。

 

花守 香りです。最近アロマランプを手に入れたんです。試験管にお水を入れて2、3滴アロマオイルをたらして、温める。暗がりの中でアロマを焚いているので、周囲には変な儀式なんて言われたりしますが。とにかく香りが好きなんです。あと私も犬を飼っているのですが、お風呂で洗って、乾かした直後の匂いってどんなアロマもかないません。極上です!

 

――ありがとうございました!

 

 

(取材・文・写真/タナカシノブ)


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