ソウルの繁華街、明洞にある室内射撃場(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】7日にソウル・明洞の室内射撃場から実弾2発を盗んで逮捕された20代の日本人の男が、警察の取り調べに対し実弾の持ち出しを認めたことが8日、分かった。インテリアとして飾ろうと思ったと供述したという。

 この男は40代の中国人の男と一緒に、観光目的で韓国を訪れた。2人は7日午後1時半ごろ、明洞の室内射撃場で拳銃を使って射撃をした。その際、日本人の男は射撃場スタッフが実弾を再装填する隙に、そばに置かれていた実弾10発のうち2発をかすめ取った。

 警察は射撃場側から午後2時20分ごろ通報を受けて出動。台帳から2人の旅券(パスポート)番号や滞在先のホテルなどの情報を入手し、緊急出国停止の措置を取った。その後、張り込みを行い、午後10時15分ごろ、2人が明洞のホテル近くのマッサージ店に入ろうとしたところを緊急逮捕した。

 警察は日本人の男の犯行動機をさらに調べた上で身柄の扱いを検討する予定だ。中国人の男については不起訴処分とする方針。また、2人はいずれも前科がないと判明した。