6日、韓国・ファイナンシャルニュースは、7年ぶりに世界1位を記録する韓国造船業界が抱える悩みについて報じた。資料写真。

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2018年11月6日、韓国・ファイナンシャルニュースは、7年ぶりに世界1位を記録するとみられる韓国造船業界が抱える悩みについて報じた。

記事によると、韓国の造船業界は2015年以降3年ぶりに年間受注量が1000万CGTを突破。最大のライバルである中国を追い抜き、7年ぶりに受注量で中国を抑えて世界トップ達成が有力になった。造船業況が息を吹き返しつつある中、韓国の造船各社は全世界の発注量の半分近くを席巻しているという。

しかし「造船業界の表情は明るくない」という。業況は好転するも造船会社の業績は依然として低迷しているためだ。今年に入り受注は増えたが、2〜3年前の受注低迷期に低価格で引き受けた結果であることから、少なくとも1年以上は同じような状況が続く見通しなのだという。船舶を引き渡すまで全額が支払われないという業界の特性上、すぐに業績の改善にはつながらず、造船会社は絶えず受注をストックしておかなければならない。造船業界関係者は「現在は原材料の価格まで上がった状態なので、進行中の作業が赤字を増やすことになる」とし、「船価上昇スピードも期待より遅いようだ」と話しているという。

これを受け、韓国のネット上では「世界の受注の半分を占めてるのに嘆き?」「好調なのに記事は悲観的」「もう景気の悪くなる話はやめて」と指摘するコメントが寄せられる一方で、「(造船業の業績は)受注が基準になるから。まだ状況は楽観的とは言えない」「受注の質が重要であって、受注量が重要なわけじゃない」「受注が多いのは自慢にならない。低価格の受注は数年後に災難を呼びかねない。中国より安く造ることなど無理。(韓国の)賃金は10倍も高いんだから」などと懸念するコメントも。

その他に「きっと大丈夫。みんな元気出して。韓国人も雇用してみんなで生きて行こうよ」「米国では会社の赤字が膨らんだ時に会長や社長が給料を上げて活気づける会社があったけど、韓国の会社はそんな姿を見せてくれないの?。どうせ政府が補ってくれるから心配いらないんでしょ?」など韓国の現状を皮肉る声も上がっている。(翻訳・編集/松村)