15日、都内・豊島区のホテルで行われた就任会見で握手する(左から)渡邊紀征取締役会議長、カレジェッスキーCEO、デューク取締役。(撮影:吉川忠行)

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米ウォルマート・ストアーズ傘下の国内スーパー大手、西友<8268>は15日、東京都豊島区のサンシャイン・プリンスホテルで臨時株主総会を行い、ウォルマート海外部門の最高執行責任者(COO)で西友取締役のエドワード・ジェームズ・カレジ ェッスキー氏を新社長に選任した。現会長兼社長の渡邊紀征氏は、引き続き会長職にとどまる。

 カレジェッスキー社長は、就任記者会見で「非常に謙虚に受け止めているが、すばらしい会社で働くことができ、わくわくしている」と話し、「お客様や従業員から話を聞 き、日本の消費者のニーズに応(こた)えるには何をすべきかを学びたい」と抱負を語った。

 日本の消費者については「品質や鮮度に対してこだわりがあり、世界の中でもその要求度が高い」との見方を示し、「ウォルマートとしても日本の優れている点を学んで、その他の国々での改善策として役立てたい」と話した。

 ウォルマートは21日、西友による1150億円の第3者割当増資で、保有比率を42.26%から53.34%に引き上げて、西友を子会社化。今回の人事では、新たに3人の取締役を派遣し、11人の取締役のうち過半数の6人がウォルマート出身者となる。また、4期連続の赤字決算の見通しから、7月に引責辞任し、取締役に降格していた木内政雄前社長は退任した。今回の経営陣の刷新で、ウォルマートは西友の再建を足がかりに、日本市場への進出を加速させる。

 ウォルマート副会長で、西友の取締役に就任したマイケル・テリー・デューク 氏は「ウォルマートとしては、西友を短期的にも長期的にも支援していきたい」と述べ、カレジェッスキー社長とともに日本市場を重視するウォルマートの戦略を強調した。【了】