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総研所長ら食い違う証言

耐震強度偽装で衆院証人喚問

【ライブドア・ニュース 2005年12月15日】− ホテルやマンションの耐震強度偽装問題で、衆院国土交通委員会は14日、姉歯秀次元1級建築士やコンサルタント会社「総合経営研究所」(総研)の内河健所長ら4人の証人喚問を行った。

 構造計算書を改ざんした姉歯氏や、多くの偽装ホテルの開業に主導的に関与したとされる内河所長が初めて証人喚問に出頭したことで、実態解明が期待された。姉歯氏が「木村建設の篠塚明元東京支店長から圧力があった」「偽装は一人ではできない」と述べたのに対し、木村建設の篠塚明元支店長が改ざん圧力を否定、内河所長も「姉歯氏とは会ってない」などと偽装指示や関与を全面否定するなど、証言には食い違いも見られた。

 姉歯氏は、約3週間ぶりに公の場に登場。「篠塚元支店長から『鉄筋を減らせ』と相当プレッシャーをかけられた」ことが偽装のきっかけになったと証言した。さらに「これ以上は無理、と再三伝えたが『それでもやれ。事務所を変えてもいい』などと言われた」と偽装を続けた理由を述べた。鉄筋量について、篠塚元支店長社は「当社はだいたい(1平方メートル当たり)70キロを下回るよう考えていた」と、基準より少ない鉄筋量を認めた。篠塚元支店長の法令違反の認識について、姉歯氏は「十分にあったと思う」と明言。責任の所在について問われると「偽装した私の責任。ただ、私一人でできることではない」と述べ、組織的な背景をにおわせた。

 一方、午前中の姉歯氏の後を受けて証言に立った木村建設の木村盛好社長と篠塚元支店長は、一様に偽装への関与を否定した。篠塚元支店長は、姉歯氏への圧力に関して「法令順守の範囲内で言った。経済効果を求めただけ」と反論、法令違反の認識はなかったことを強調した。木村社長は「総研から鉄骨を減らせという指導を受けたか」との問いに対して「なかった」と否定した。ただ、木村建設の子会社である平成設計が「100%総研の指導の下にあった」と明かし、総研=平成設計=木村建設=姉歯建築設計事務所、というつながりを認めた。

 国会に初めて出頭した内河所長は「構造のことがわからない人間なので一切やってない」「構造計算者を指定したことはない」と偽装への関与を全面的に否定。あくまで「経営指導」を強調した。また、姉歯氏との面識についても「平成設計が姉歯事務所に構造計算を出しているとは知らなかった。姉歯氏とは、いまだに会っていない」と否定。ただ、馬淵澄夫議員(民主)から、鉄筋やくい数を減らよう求めた、平成設計あてに総研の四ヶ所猛チーフコンサルタントが書いたとされるメモを突きつけられ「これは指示じゃないですか」と迫られると、「その件については全く知らない」と述べるにとどまった。【了】

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