(左から)卜部弘嵩さん、高橋ユウさん

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「彼が人と話している時の、相手を見る優しい眼が好きなんです」

 うっとりしながら、夫でK-1選手の卜部弘嵩(うらべひろたか)さん(29)を見つめるのは、女優の高橋ユウさん(27)だ。今年9月に入籍した新婚夫婦の2人。7月にバラエティ番組「行列のできる法律相談所」(日本テレビ系)内で、弘嵩さんがサプライズでプロポーズしたことも世間で話題になった。

「プロポーズ前の緊張感は、試合前と同じでした」

 と、振り返る弘嵩さん。

「試合前のルーティンを、テレビ局の控室でもしました。タキシード姿で全力でシャドーボクシングして汗かいて。おかげで、リングに上がると緊張が吹き飛ぶのと同じ状況を、プロポーズの時も作れました」

(左から)卜部弘嵩さん、高橋ユウさん

 なんともアスリートらしい心の準備である。出会いは1年半前。ユウさんが、姉で女優の高橋メアリージュンさんと、K-1の大会を観戦した時だった。

「ヒロくんが入場してきた時、これまで観ていた以上に興奮して、自然と彼を応援していたんです。一目惚れでした」(ユウさん)

「K-1仲間に好きなタイプを聞かれたら、高橋ユウさん、と答えていたんです。試合に負けたこともあり、この日は挨拶だけでしたけどね」(弘嵩さん)

 相思相愛の2人だったが、連絡先などは交換していなかった。が、2人を改めて引き合わせたのは共通点の多さだった。

「お互いフィリピン人の母親を持つハーフでして。さらに、僕は兄弟でK-1の世界で、ユウちゃんは姉妹で芸能界で活躍しているという共通点もあったんです。それで、兄弟姉妹と互いのマネージャーの6人で食事会をしました」(同)

 程なくして、2人の付き合いが始まった。

 弘嵩さんは、東京都江東区に生まれ、3歳から12歳まで千葉県市川市で育つ。小学1年生の時から空手を始め、全国大会で優勝を重ねていった。その後、プロも出るアマチュア新空手の全国大会で17歳の時に優勝。小さい頃からの夢だったK-1に本格的に参戦するようになる。

 一方、ユウさんは滋賀県大津市出身だ。

「年に1回は家族6人でフィリピンへ行き、母の実家や離島のリゾート地で過ごしていました」(ユウさん)

 人生の転機は小学4年生の時。父が経営していた会社が倒産して多額の借金を抱えることになった。

「頭が追いつきませんでした。引越しをして、1人部屋だったのがきょうだい4人で1部屋になって、漸く実感。でも、このことで家族の関係が密になりました」

 と前向きに語るユウさん。

 弘嵩さんが、ユウさんの両親に会ったのは付き合って3カ月後のことだ。以前から弘嵩さんのファイトスタイルに惚れ込んでいた父親は歓待。が、母親は少し違った想いでいたという。

「長い間私に恋人がいなかったこともあって、まだ一緒にいてくれると思っていたみたいで、『結婚は早い』と、少し消極的で。でも、ヒロくんが来た時に、お母さんがフィリピンの伝統料理を振る舞ったんですよ。それをヒロくんが、スプーンとフォークを使って、フィリピンスタイルで当たり前に食べている姿を見て、『最高やん』って、コロッと惚れていました」(同)

 なんとも微笑ましいエピソードだ。

「新婚旅行も互いの両親とハワイに行きたいな、と話しています」(弘嵩さん)

 家族想いのファイターに幸多からんことを。

「週刊新潮」2018年11月1日号 掲載