ヨ・ジング&イ・セヨン主演「王になった男」台本読み合わせ現場を公開…豪華キャストの相性に期待

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俳優ヨ・ジング、女優イ・セヨンらの出演とともに、観客動員数1000万人を超えた映画「王になった男」のドラマ版として話題となっている「王になった男」の、活気溢れる台本読み合わせ現場が公開された。

tvN新ドラマ「王になった男」(脚本:キム・ソンドク、シン・ハウン、演出:キム・ヒウォン)は、頻繁な内乱と王座をめぐる権力争いで混乱した朝鮮中期、王イ・ホン(ヨ・ジング)が自身の命を狙う勢力から離れるため、自身とそっくりの賤民(センミン:最下層の階級の身分)道化師のハソン(ヨ・ジング)を王の代役として宮殿に入れてから繰り広げられるストーリーを描く。

「王になった男」の台本読み合わせは、8日ソウル上岩洞(サンアムドン)でキム・ヒウォン監督、キム・ソンドク脚本家、シン・ヒウォン脚本家をはじめ、ヨ・ジング(ハソン役/イ・ホン役)、イ・セヨン(ユ・ソウン役)、キム・サンギョン(イ・ギュ役)、クォン・ヘヒョ(シン・チス役)、チャン・グァン(チョ宦官役)、チョン・ヘヨン(ウンシム役)、チャン・ヨンナム(大妃役)、ユン・ジョンソク(チャン・ムヨン役)、オ・ハニ(エヨン役)、ユン・ギョンホ(ガプス役)、ソ・ユナ(ソンファダン役)など全出演者、スタッフが参加した中で行われた。

台本読み合わせに先立ち、キム・ヒウォン監督は「キャスティングに長い時間努力をかけただけに、切実に望んでいた俳優のみなさんと本日をともにすることができて嬉しい。本当に感謝し、幸せだ」と胸一杯の感想を述べた。キム・ソンドク脚本家は「心より望んでいた瞬間だ。長い時間を待った作品なので、この以上望むものはない。最善を尽くす」と抱負を語った。すべての俳優、スタッフは拍手と歓声を送り、熱意を見せた。

本格的な台本読み合わせに入ると、俳優たちは役に完璧に溶け込んで、渾身の熱演を披露すると同時に、スピーディーなやりとりで圧倒的な集中力を見せた。特に、劇中で道化師のハソン役と王のイ・ホン役を務めて、一人二役を披露するヨ・ジングは、役によって180度変わる雰囲気を見せ視線を集中させた。王のイ・ホン役を演じる時は、魅力的な中低音の声で重みを出し、どんどん狂っていく姿で鳥肌を立たせた。一方、道化師のハソン役を演じる時は、厚かましくも可愛い姿で周りの笑いを誘った。

ハソンとイ・ホンが愛した女性、ユ・ソウン役のイ・セヨンは、中殿の自愛が感じられる声で現場を圧倒した。また、落ち着いた口調で大人しい魅力も加えた。何よりヨ・ジングとイ・セヨンは台本読み合わせだけでもバラ色のムードを形成し、周りを微笑ましくしたという。

王のイ・ホンのために、道化師のハソンを宮殿に連れてくる都承旨(トスンジ:朝鮮時代の承政院の長官)イ・ギュ役に扮したキム・サンギョンは、「明日も最善を尽くす」と独特な挨拶をし、ヨ・ジングと真剣さと笑いを行き来するケミ(ケミストリー、相手との相性)を誇った。一方、イ・ホンとハソン両方に脅威となる人物の左議政(朝鮮王朝議政府の正一品の官職)シン・チス役のクォン・ヘヒョは、「悪役は生まれて初めてだ。ご存知の通り、悪役市場は本当にレッドオーシャン(飽和状態)だ。よろしく頼む」と言って笑いを誘ったが、台本読み合わせが始まると、冷たい口調と声で現場を圧倒し、自身初の悪役の演技に関心を高めた。

原作である映画「王になった男」に続き、ドラマでも道化師ハソンの助力者であるチョ宦官役を演じることになったチャン・グァンは、「原作から蘇ってきたチャン・グァン様」というキム・ヒウォン監督の紹介とともに挨拶し、熱い拍手を受けた。チャン・グァンは優しいカリスマ性を誇る一方でヨ・ジング、キム・サンギョンらと名声通りの愉快なケミを披露し、現場を和ませた。

イ・ギュに恋心を抱く妓生(キーセン)ウンシム役のチョン・ヘヨンは、劇の雰囲気を深くする繊細な演技力で、王のイ・ホンと対立する大妃役のチャン・ヨンナムは、冷たく鋭い演技で現場を圧倒した。他にもユン・ジョンソク、オ・ハニ、ユン・ギョンホ、ソ・ユナなどの俳優陣や、シン・スヨン(ダルレ役)、パク・シウン(ゲファン役)などの子役俳優まで、実際の撮影を彷彿とさせる熱演で劇の緊張感を高めた。

「王になった男」の制作陣は、「2年以上の長い時間をかけて作品を企画しただけに、最高の出演陣が完成した。ヨ・ジング、イ・セヨン、キム・サンギョン、クォン・ヘヒョ、チャン・グァン、チョン・ヘヨン、チャン・ヨンナムをはじめ、オーダーメイドの服を着たかのように、俳優たちのぴったりな息が印象的な台本読み合わせだった。彼らの爆発的な相乗効果で描かれる『王になった男』に、たくさんの期待と関心をお願いしたい」と伝えた。

「王になった男」は来年頭の放送を予定している。