ハロウィーンの警戒にあたる警察関係者ら=31日午後、東京都渋谷区(納冨康撮影)

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 ■31日午後3時

 ハロウィーン直前の週末に軽トラックが横倒しにされるなどトラブルが相次いだ東京・渋谷では、仮装姿の若者がちらほらと確認され始めた。

 群衆の暴徒化や混乱に備え、警視庁の機動隊員や渋谷署員らによる交通整理もスタートし、厳戒態勢が整えられつつある。

 渋谷駅前のスクランブル交差点には、黄色いメガホンを首から下げた機動隊員が姿を見せた。直後から制服姿の警察官が横断歩道に沿って列になり、歩行者の誘導を始めた。「後ろの人が蓋をする感じでやろう」。スクランブル交差点の規制について、機動隊員はこう話し合っていた。

 スクランブル交差点周辺や渋谷センター街(東京都渋谷区宇田川町)では、チャイナドレスに身を包んだ女性グループや、映画「ミニオンズ」のかぶり物をした男性らが歩いていた。

 渋谷のハロウィーンをめぐっては、期間中の28日未明、センター街で数人の若者らが軽トラックを取り囲み、横転させる器物損壊事件が発生。事件を受けて警視庁は、31日は集まった群衆の姿がなくなり、街中に平穏が戻るまで警戒態勢を維持する方針だ。

 同区では例年、ハロウィーンに伴い、酔っ払いによるけんかや大量のゴミなどが問題になっている。同区は今回、参加予定者に向け、31日以前の来訪を控えたり、終電までに帰宅するように求めていた。

 だが、27日夜から28日未明にかけて、軽トラックの横転のほか、女性への痴漢や盗撮も相次ぎ、渋谷署が20〜50代の男5人を逮捕。長谷部健区長が29日、「街を誇れるものにしていく思いのない人たち」などと指弾するメッセージを出す事態になっていた。