香川真司の出場はあるか?【写真:Getty Images】

写真拡大 (全2枚)

重要な連戦を控えるドルト

 現地時間31日、ボルシア・ドルトムントはDFBポカール杯2回戦でウニオン・ベルリンと対戦する。指揮官は同試合でローテーションを行うことを示唆しており、怪我の状態次第では香川真司のも出番が回ってくるかもしれない。その中で求められることとは?(取材・文:本田千尋【ドイツ】)

----------

 息つく間もなく次の試合がやってくる。10月31日に行われるDFBポカール2回戦で、ウニオン・ベルリンを迎えるボルシア・ドルトムント。今週末のヴォルフスブルク戦を終えれば、翌週は、6日にアウェイでのアトレティコ・マドリー戦、10日にはバイエルン・ミュンヘン戦と、重要な連戦が控えている。

 前節ヘルタ・ベルリン戦は土壇場で敵にPKを与え、2-2のドローに終えたドルトムント。ウニオン・ベルリン戦を上手く利用することで、心身ともに整え直し、前半戦のハイライトとなる2連戦に臨みたいところだ。

 もちろん2部所属とは言え、ウニオン・ベルリンは簡単に勝てる相手、とも言い切れない。代表ウィーク明けは、21日のSCパーダーボルン戦、28日のディナモ・ドレスデン戦と、2試合連続でスコアレスのドローに終えている。決して攻撃力があるとは言えないが、得点は許していないように、固い守備が持ち味だ。リーグ戦では11試合を終えて総失点数は7と、18チーム中最も少ない数字を残している。

 7日のハイデンハイム戦では、粘り強さも披露。94分のセットプレーで、ゴール前に上がったGKラファエル・ギキエヴィツのヘディング弾で1-1の同点に追い付いた。

 ドルトムントとウニオン・ベルリンは、2年前の16/17シーズンにもポカール2回戦で顔を合わせている。その時は81分に追い付かれ、1-1のまま延長戦を終え、PK戦にまで持ち込まれてしまう。今回も持ち前の守備力を武器に、5バック気味で引いて粘り強く戦ってくるはずだ。30日の会見では、ルシアン・ファブレ監督も「とてもコンパクトで良く組織されている」とウニオン・ベルリンを警戒。スイス人指揮官は「ポカールの試合は簡単ではないことを知っている」と言う。

指揮官は選手の入れ替え示唆。香川は?

 ヘルタ戦では、41分にカウンターから失点を招いたドルトムント。攻撃時のリスク管理を徹底し直し、カウンターにきっちり対処することで、ウニオン・ベルリン戦は勝ち切りたいところだ。

 そして気になる人員状況だが、まずウカシュ・ピシュチェクが打撲のため欠場するとのこと。よって右SBにアクラフ・ハキミが入り、左SBにラファエル・ゲレイロが入るのではないか。DF陣に怪我人が相次いでいるが、ひとまず問題はなさそうである。

 また、会見でファブレ監督は、ウニオン・ベルリン戦でローテーションを行うことを示唆した。

「おそらく2、3の選手を変更するつもりだ。まだ確実ではないけどね」

 この入れ替わる「2、3の選手」の中に、香川真司は含まれているのだろうか。会見でスイス人指揮官は、背番号23について言及。代表ウィークが明けてから香川が試合のメンバーに入っていなかったのは、2〜3週間の長い間怪我をしていたから、とのことである。現在、香川は繰り返しトレーニングをこなしており、状態は良くなっていて怪我の再発はないが、ウニオン・ベルリン戦の当日にもう一度確認するそうだ。

 今回の香川の足首の負傷に対して、チームとしては慎重な姿勢を取っている、ということだろうか。当日の様子次第では、今回のポカールの試合で出場機会が回ってくるのかもしれない。

 ファブレ監督が[9.5]番のポジションに、どのような働きを求めているのかは、既にマルコ・ロイスとマリオ・ゲッツェが示している。出番が与えられたら、スペースの狭いバイタルエリアで着実にパスを収めつつ、敵のゴールを脅かしたいところだ。

(取材・文:本田千尋【ドイツ】)

text by 本田千尋