好調フランクフルトに対し、起点となって先制ゴールを演出した久保。チームはこの1点を守り切れず、勝利を逃してしまったが。 (C) Getty Images

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 10月28日(現地時間)、ブンデスリーガ第9節が行なわれ、ニュルンベルクに所属する久保裕也とフランクフルトに所属する長谷部誠の日本人対決が実現。試合は1-1の引き分けに終わり、公式戦5連勝と好調のフランクフルト相手に先制ゴールの起点となった久保が称賛されている。

 ベルギーのサッカーサイト『VOETBALKRANT.COM』は、久保がこの試合で見せた攻めの姿勢を”戦士”と称し、賛辞を送っている。

「ニュルンベルクがホームにフランクフルトを迎えた一戦は、ヘントの元戦士、ユウヤ・クボを起点にサポーターに素晴らしい勝利の夢を見せた。

 彼らは好調なチーム相手にも決してひるむことなく攻め込んだ。前半でフランクフルトの堅固な守備を崩すのは難しかったが、攻め込まれても跳ね返す強さを持ち併せていた。久保は、そんな果敢な姿勢をみせるニュルンベルクの中心にいた。

 78分、アダム・ズラレークが得点を挙げてニュルンベルクが先制する。と同時に、これはフランクフルトが強烈な攻勢に移るシグナルとなった。

 しかし、ホームで値千金の先制点を挙げた余波は試合終盤まで続き、彼らは好調なチームを相手にゴールを奪われまいと、ずいぶんと長い間耐え続けた。

 92分にフランクフルトのセバスティアン・アレにゴールを奪われ、スコアを1-1とされたが、ニュルンベルクはこの試合、ひとつ大きな爪痕を残した」

 2連敗中だったニュルンベルクは、直近4試合で16失点と苦戦が続いたものの、久保の活躍もありついに連敗がストップ。次節はアウェーのアウクスブルク対戦に挑む。

 一方、公式戦の連勝が5で止まってしまったフランクフルトの長谷部は、安定感のある守備を披露。敵地でシュツットガルトと対戦する次節以降も活躍が期待される。