29日運行を始めた台北市初の電動バス路線

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(台北 29日 中央社)台北市で29日、電動バスを本格導入した路線の運行が開始した。全区間を電動バスで運行する路線は同市で初めて。路線番号は「66」で、台北メトロ(MRT)動物園駅と台湾鉄道松山駅を結び、台北101やMRT猫空ロープウェイ駅などにも止まる。31日まで運賃を無料とし、利用を促進する。

29日、記念式典が台北市内で行われた。柯文哲台北市長は、同路線の利用状況が良好であれば、電動バスの幹線バス路線への導入を優先的に検討する方針を示した。今後4年間で400台の導入を目指すという。同市政府環境保護局の劉銘龍局長は、幹線バス路線は市中心部を通っていることに言及。電動バスは環境負荷が少ないとして利点をアピールした。

運行するのは台北市のバス会社、欣欣客運。同社は今年5月、同路線の運行に向け電動バスを12台購入した。全長12メートルの大型バスで、急勾配も走行可能な30%の登坂力を備え、最高時速は110キロに達するという。

(梁珮綺/編集:楊千慧)