ダイエットのために食生活を改善するときは、カロリーの数値を気にしている人が多いはず。しかし太りにくい体を作るためには、糖質の量をコントロールしたほうがいいことが分かっています。今回は糖質と血糖値の関係や、食事の際に気をつけるべきポイントをご紹介しましょう。

糖質と血糖値とダイエットの関係性は?

9月10日放送の「ヒルナンデス!」(日本テレビ系)では、ダイエットのために知っておきたい糖質の知識を特集。血糖値に詳しい医師・水野雅登先生が、太りにくい食事や血糖値を抑える食材を教えてくれました。

 

水野先生は、大ヒットしているダイエット本「薬に頼らず血糖値を下げる方法」の著者。同書では、脂肪燃焼のためにはカロリーよりも糖質の量を意識したほうがいいと説明されています。糖質を摂取すると血糖値が上がるのですが、食後に急激な上昇を繰り返すと肥満や病気の原因に。糖質のコントロールは、健康に不可欠な要素です。

 

血糖値をコントロールするためには、1回の食事に含まれる糖質に気をつけることが大切。例えばヘルシーなサラダでも、ドレッシングのチョイスを間違えると血糖値が上昇してしまいます。比較的太りにくいドレッシングは、カロリー高めのフレンチドレッシング。低カロリーなノンオイルドレッシングよりも糖質がかなり控えめです。さらに驚きなのが、マヨネーズがじつは低糖質調味料であること。フレンチドレッシングの糖質を100g当たり5.9gとすると、マヨネーズはさらに低い3.6gになります。

 

 

糖質の低い食材やおすすめの食べ方

朝食やデザートにフルーツを食べるなら、低カロリーで低糖質な桃がおすすめ。果物は糖質が多いものがほとんどなので、女性の間で流行しているスムージーもじつは当日ダイエットには不向きです。どうしても飲みたいときは、葉物野菜など糖質が低い食材ならOK。同じ野菜でもにんじんやイモ類は糖質が豊富なので、充分気をつけてください。

 

番組では白米、お肉、みそ汁、とろろ、サラダがセットになった定食を例に、どれから食べると太りにくくなるかクイズを出題。出演者の間ではサラダやみそ汁が健康によさそうだと意見が上がりましたが、正解は食物繊維が豊富なとろろでした。とろろの原料となる山芋の食物繊維は、サラダ1人分よりかなり多め。すりおろすことで分解の時間が短縮されるため、血糖値上昇を抑えるにはピッタリですよ。

 

意外な糖質の新常識には、視聴者からも「今まで信じてたカロリーが信じられなくなる」「マヨネーズの糖質が低いのは意外すぎた」と驚きの声が続出。血糖値のコントロールは病気の予防にもなるので、健康が気になる人は意識してみては?

 

文/プリマ・ドンナ