松本との天王山を制した大分が首位浮上!4戦負けなしの横浜FCが4位へ《J2》

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明治安田生命J2リーグ第39節の11試合が28日に行われた。

今節最注目カード、優勝を占う天王山となった大分トリニータvs松本山雅FCは、1-0で大分が勝利した。

序盤はローギアで試合に入った両者。ボールを保持する大分に対し、松本が守備体制をとる構図に。大分が攻勢に出るも、精細を欠いてなかなかいい形でフィニッシュに持ち込めない。だがそんな中、ゴールは松本のミスから生まれた。

32分、攻め込まれていた松本が自陣から攻撃に転じようとしたときに素早く三平がボールを奪い返すと、大分はボックス手前で細かくパスを繋いで、最後は藤本のヒールパスを受けた三平がシュートを突き刺し先制点を奪った。

迎えた後半、リードしている大分がボールを支配。51分には味方からのスルーパスを受けた星がボックス左からポストを叩くシュートを放つなど積極的に追加点を奪いにいく。

その後、スコアは動かないまま両チームとも選手を入れ替える。すると松本は途中出場の岡本を起点にチャンスを演出。右サイドの岡本のクロスを永井が頭で合わせにいくが、うまく捉えることはできなかった。

試合終盤には大分が猛攻を仕掛けるも得点は生まれず。それでも最後まで前半のゴールを守り切った大分が試合を制し、松本を抜いて首位に浮上した。

また、愛媛FCvs東京ヴェルディは2-2の引き分けに終わっている。

試合はホームの愛媛が先制する。31分、パスを回しながら隙を探る愛媛は後方から左サイドへ展開。深い位置でボールを持った神谷はドリブルで相手を2人躱してボックス左から右足を振り抜く。するとこれが内田の頭に当たってゴールイン。ラッキーな形で愛媛が先制した。

だが東京Vもすぐさま反撃。35分、ドリブルでボックス左に侵入した泉澤がゴールのニアを突いてゴール。カウンターからの一撃だった。

さらに前半終了間際には、ロングボールで泉澤が左サイドを攻略。1点目と同じようにボックス左に侵入してシュートを放つがこれは相手GKに防がれる。だが、アラン・ピニェイロがこぼれ球を押し込んで逆転に成功。

東京Vの1点リードで迎えた後半、愛媛が同点に持ち込む。67分、左サイドの神谷のマイナスのクロスを小池がボックス手前で収めると、そこから左足を振り抜きネットに突き刺した。

その後は何度か東京Vがゴールに迫るシーンもあったものの、これ以上得点は生まれず2-2のまま試合終了。優勝を争う東京Vは勝ち点1を得るにとどまった。

そのほか、アルビレックス新潟vsFC町田ゼルビアは2-0で新潟が勝利。後半に渡邉が2ゴールを奪った新潟がこれで引き分けを挟んで5連勝。一方の町田は連敗を喫して上位浮上はならなかった。

◆明治安田生命J2リーグ第39節

10/28(日)

モンテディオ山形 0-1 水戸ホーリーホック

大分トリニータ 1-0 松本山雅FC

徳島ヴォルティス 0-1 横浜FC

FC岐阜 2-0 ジェフユナイテッド千葉

アルビレックス新潟 2-0 FC町田セルビア

アビスパ福岡 2-2 ツエーゲン金沢

レノファ山口 1-0 栃木SC

ロアッソ熊本 0-0 ファジアーノ岡山

大宮アルディージャ 1-2 京都サンガF.C.

ヴァンフォーレ甲府 1-0 カマタマーレ讃岐

愛媛FC 2-2 東京ヴェルディ

◆J2順位表(第39節消化時点)

[勝ち点(得点/失点/得失点)試合数]

1位 大分トリニータ 72(22/6/11/26)39

2位 松本山雅FC 70(19/13/7/18)39

── ↑ 自動昇格 ↑ ──

3位 FC町田ゼルビア 68(19/11/8/15)38

4位 横浜FC 67(18/13/8/15)39

5位 東京ヴェルディ 67(18/13/8/15)39

6位 アビスパ福岡 66(18/12/9/16)39

── ↑ プレーオフ ↑ ──

7位 大宮アルディージャ 64(19/7/13/15)39