主演映画『栞』の初日舞台あいさつに登壇した三浦貴大

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 俳優の三浦貴大が26日、都内で行われた主演映画『栞』の初日舞台あいさつに登壇。本作のアピールをする中、自身が出演映画の反響を知る手段としてよくTwitterを使うことを紹介。阿部進之介ら共演者から「エゴサーチ」と冷やかされるも「僕はTwitterが一番見やすいので。この映画の感想もTwitterとかに書いて欲しい。必ず観ますので」と呼びかけ、照れ笑いを見せた。

 本作は、献身的に患者のサポートに取り組む理学療法士の高野雅哉(三浦)が、ラグビーの試合中にケガをした入院患者を担当することになり、仕事への熱意を取り戻していくさまを描くヒューマンドラマ。壇上には三浦、阿部のほか、白石聖、池端レイナ、前原滉、池田香織、メガホンをとった元理学療法士の榊原有佑監督、そして主題歌「Winter」のピアノを担当した西川悟平もスペシャルゲストとして登壇した。

 三浦は本作について「自分にとってもすごく思い入れのある作品。主演作品でこうして壇上に立つのも久しぶり。嬉しい気持ちもありますし、逆にどういう反応がこれから返ってくるのか楽しみでもあり怖くもあります」とコメント。「監督のこの映画に対する思いを、一つ一つ演技にのせていければいいなと思いながら撮影しました。僕は、この映画は人と人との繋がりを描いた作品だと思っています。この映画を見て、何を感じるかは自由ですが、見終わった後にふと自分に近しい人を頭に思い浮かべてもらえると嬉しい」と見どころをアピールした。

 阿部とは2011年公開の映画『BADBOYS』以来の共演となる三浦は、「前に共演させてもらった時は僕がデビューして2年くらいの頃。その時、阿部さんから教えてもらったことが、今でも自分の芝居の基盤になっていることがあります。一番尊敬する先輩です」と、改めて感謝の気持ちを表した。

 阿部も「(『BADBOYS』以来)会っていなかったけど、時間を経てもう一度やれた。信頼関係もあって、自然な演技ができた。いいセッションができたんじゃないかなと思います」と自信をのぞかせていた。(取材・文:名鹿祥史)

映画『栞』は新宿バルト9ほかで公開中