売れっ子放送作家を本拠地に、脚本家、映画監督にタレントと鈴木氏(右)は幅広いフィールドで活躍中。’02年にお笑い芸人『森三中』の大島美幸と結婚

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連載 スタッフは見た!週刊「テレビのウラ側」Inside story of Television

売れっ子放送作家を本拠地に、脚本家、映画監督にタレントと鈴木氏(右)は幅広いフィールドで活躍中。’02年にお笑い芸人『森三中』の大島美幸と結婚

 俳優の田中圭が生出演するAbemaTVの特番『田中圭24時間テレビ〜24時間でドラマはできるのか!?〜』が、12月15日に放送されることが発表された。いま、最も勢いのある田中が出演するとあって、これまで地上波の番組以外は積極的に取り上げなかったテレビ誌が特集を組むなど、話題を集めている。

「地上波より規制が少なく、『やりたいことがやれる!』とAbemaはスタッフ、タレントの間で評価が急上昇しています。Abema代表者は『サイバーエージェント』の藤田晋社長なんですが、彼がGOさえ出せばすぐ、番組が始められるのも強み。だからこそ、田中圭のような旬なタレントの大型企画もスピーディーに実現できるのです」(放送作家)

 ニュースサイトのJ‐CASTが行った「好きなテレビ局」アンケートでAbemaはフジテレビ、TBSなどを抑えて5位にランクインしている(ちなみにトップはテレビ東京)。

「実際、街頭インタビューを行ってみても、若者では知らない人がいない。それどころか、『Abemaの人に取材された!』と喜んでくれますよ」(番組AD)

 開局3年目ながら、民放を凌(しの)ぐ存在感を発揮しているAbema。開局当時はギャラも安かったが、現在ではキー局と遜色ないという。

「レギュラー番組だと制作費もキー局と変わりません。目玉になるような大型番組だと、キー局以上の予算が投入されます。しかもネット局なら攻めた企画ができるとあって、鈴木おさむなど、有名放送作家たちがAbemaに流れてきている」(制作会社ディレクター)

 鈴木氏は同局のオリジナルドラマの脚本を書き、お笑い芸人『ロバート』のバラエティ番組では構成を担当。出演者としても登場するなど、関係が深い。

「鈴木さんがAbemaに本格参戦したのは、民放のしがらみに嫌気がさしたから」と語るのはキー局スタッフだ。

「民放がジャニーズ事務所に忖度(そんたく)して、独立した香取慎吾ら元SMAP3人のレギュラー番組を次々と終わらせたのは周知の通り。彼ら"反逆者"が干されるのは想定内でしたが、なんと今回、ジャニーズ事務所から鈴木さんの起用を控えるよう、お達しがあったそうです。理由は元SMAP3人が出演した『72時間ホンネテレビ』に鈴木さんが協力した可能性があるから。鈴木さんは関与を否定していますが、『72時間ホンネテレビ』の中継現場などで鈴木さんが目撃されている、というのです……」

 現在、Abemaで放送されている元SMAP3人の番組『7.2 新しい別の窓』のスタッフには「番組に関わっていることは内緒にする」という条件で協力している者も少なくない。

「大手事務所の意向を受けて、鈴木氏のように付き合いの深い放送作家を切る民放に不信感を持つ有力スタッフはたくさんいます。今後、ネット局への流出が加速するでしょう」(Abema関係者)

 面白さよりご機嫌取りを優先させた民放。ジリ貧になるのは当然だろう。