通勤・通学や送り迎えなど生活に欠かせないアイテムのひとつ、自転車。中でも近年、暮らしに定着しつつあるのが「電動アシスト自転車」だ。坂道も楽に登れる快適な自転車として幅広い世代に人気で、出荷台数は10年間で2.4倍以上になるなど、需要は右肩上がりを続けている。

 そして今、新たに注目されているのが“電動じゃない”アシスト自転車。「フリーパワーショップ国分寺」に並んでいるのは、モーターやバッテリーを搭載していないアシスト自転車だ。

 「軽くて安い、そういう自転車を作れないのかなということで、私どもで探し出して専用車種に開発したのが『フリーパワー』です」(サイクルオリンピック・古屋直隆社長)

 このアシストギア「フリーパワー」は、自転車に装着すると電動自転車と同じように坂道なども快適に走行できるようになるもの。現在使用中の自転車にも取り付け可能(一部不可)で、今年3月の発売後には一時品切れとなるなど大ヒット商品となっている(1万2000円〜1万4000円※取り付け含む)。試乗したテレビ朝日・田中萌アナウンサーは「坂道が坂道じゃないみたい。漕ぎ出しが本当に力いらない」と話す。

 「通常の自転車のギアは、強く踏み込む走り出しの時が一番重いですよね。その時のぐっと踏み込んだ力は(人の)筋肉・骨・関節が吸収していた。その分を『シリコン』に吸収させて、今まで無駄になっていたエネルギーを推進力に変えるというメカニズム」(古屋社長)

 「フリーパワー」を搭載した自転車は、まずペダルを踏み込んだ時にシリコンが圧縮される。そして、自転車を漕いでいる時に足の力が入らない上下の位置にペダルが来ると、圧縮されたシリコンが反発。シリコンが元に戻ろうとする力がギアを回し、前へ進む力に変えている。

 古屋社長は反響について、「お値段も電動自転車に比べたら半分から3分の1程度で買える。充電の手間もいらなく、坂道もスイスイ上れるし漕ぎ出しも軽い。そういうものが出てきたということで、ご支持でいただいていると思っています」と語った。

 バッテリーなしで電動自転車に匹敵する機能を実現した「フリーパワー」。今後は海外への売り込みも検討していきたいということだ。

(AbemaTV/『AbemaMorning』より)

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