【前園真聖コラム】第214回「もう日本代表の攻撃陣にワールドカップ組は必要ないのか」
森保一監督の日本代表が大躍進を続けています。原動力となっているのは、2列目の南野拓実、堂安律、中島翔哉の3人と言っていいでしょう。彼らの常にゴールを狙う姿勢というのは、他の選手にはなかなか見られない部分ですし、自信に満ちあふれています。
ただ、わずか4カ月前のワールドカップで活躍していた選手のことを、これでさっぱりと忘れてしまっていいかというと、僕はそうではないと思います。当面の目標である来年1月からのアジアカップでは、僕はワールドカップ組は必要だと感じています。
たしかに今の2列目の選手は日本代表のアクセルを踏み続けられます。ですが、大会ともなると、どこかでブレーキを踏んでコントロールできる選手が必要です。そのためには、やはり経験値のある選手が必要なのです。
その意味でも、今回は招集されなかった香川真司、乾貴士などの力はまだまだ大切だと思います。ただし、条件はあります。
今回の柴崎岳のプレーを見ると、やはり自分のチームでの出場機会が少ないせいか、ワールドカップのときの出来とは大きく違いました。やはり所属チームで試合に出ていないと、どうしても試合勘が下がり、モチベーションを維持するのは簡単ではありません。
ですから、まずは負傷していたらケガをしっかり治し、チームでの信頼を勝ち得て試合に出続けてほしいと思います。ワールドカップ組が台頭してきている選手たちのプレーする姿に刺激を受けていないわけはありません。ぜひ活躍して、11月16日のベネズエラ戦、20日のキルギス戦には堂々たる姿を見せてほしいと思います。
ただ、わずか4カ月前のワールドカップで活躍していた選手のことを、これでさっぱりと忘れてしまっていいかというと、僕はそうではないと思います。当面の目標である来年1月からのアジアカップでは、僕はワールドカップ組は必要だと感じています。
その意味でも、今回は招集されなかった香川真司、乾貴士などの力はまだまだ大切だと思います。ただし、条件はあります。
今回の柴崎岳のプレーを見ると、やはり自分のチームでの出場機会が少ないせいか、ワールドカップのときの出来とは大きく違いました。やはり所属チームで試合に出ていないと、どうしても試合勘が下がり、モチベーションを維持するのは簡単ではありません。
ですから、まずは負傷していたらケガをしっかり治し、チームでの信頼を勝ち得て試合に出続けてほしいと思います。ワールドカップ組が台頭してきている選手たちのプレーする姿に刺激を受けていないわけはありません。ぜひ活躍して、11月16日のベネズエラ戦、20日のキルギス戦には堂々たる姿を見せてほしいと思います。
1973年生まれ。横浜フリューゲルス、ヴェルディの他、ブラジルなどでプレー。アトランタ五輪では、主将として28年ぶりに五輪出場を決めた。2005年引退後は解説の他、少年サッカー普及に従事。2009年、ビーチサッカー日本代表としてW杯に出場。ベスト8に貢献した。