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EIZOは10月18日、カラーマネジメント対応の27型液晶ディスプレイ「ColorEdge CG279X」を発表した。11月2日から発売する。価格はオープンで、直販サイト「EIZOダイレクト」での価格は231,984円(税込)。

従来モデル「CG277」の後継となり、厳密な色管理が求められる映像制作現場やプロフェッショナルフォト向けに開発されている。映像制作用のHDRに対応しており、HDR方式は配信・映画制作向けのPQ方式と、放送向けのHybrid Log Gamma方式をサポート。表示モードとして、国際規格で定められた色域・ガンマを再現する「DCI」や「BT.2020」などを標準で搭載する。

測定精度を向上させた新型キャリブレーションセンサーを内蔵し、経過時間による表示のずれを補正。加えて、AI技術を採り入れた表示安定化機能によって、正確な色表示を維持する。映像入力インタフェースには、ColorEdgeシリーズ初となるUSB Type-Cポートを採用。ケーブル1本で映像とUSB信号を伝送できるので、ケーブル周りがすっきりする。

ディスプレイは2,560×1,440ドットの非光沢(アンチグレア)で、視野角の広いIPS液晶を採用。色域はAdobe RGB 99％、DCI-P3 98％をカバーする。ソフト面では、専用カラーマネジメントソフト「ColorNavigator 7」に対応。用途に合わせて適切な目標値にキャリブレーションできる。

主な仕様は、視野角が垂直水平とも178度、輝度が350cd/平方メートル、コントラスト比が1,300:1、応答速度が13ms(中間階調域)。映像入力インタフェースはHDMI×1、DVI-D×1、DisplayPort×1、USB Type-C×1。USB 3.1 Gen1×2基と、USB 2.0×2基のハブポートも備える。

スタンドのチルト角度は上35度、スイーベルは左右344度、右回り90度のピボット、140mmの高さ調整が可能。本体デザインも刷新され、従来機種よりも下部ベゼル幅が約46％スリム化。重さも約19％軽くなった。本体サイズはW638×D265×H415.9〜570.9mm、重さは約10.3kg。