今野の復帰を機にG大阪の連勝がスタート。攻守に渡るその存在感は絶大だ。写真:徳原隆元

写真拡大

 Jリーグが17日、9月度の月間MVPを発表。J1ではガンバ大阪の今野泰幸、J2は松本山雅FCの飯田真輝が選ばれた。ふたりとも初受賞だ。
 
 今野は9月1日の川崎フロンターレ戦で戦列に復帰すると、チームの4連勝に貢献。選考委員会は「一時はJ2降格圏まで順位を落としながらも、今野の復帰を機にチームは上り調子に。相手の攻撃の芽を摘む素早い寄席でボールを奪い、味方のチャンスを増やしていくプレーで攻守に安定感をもたらした」と評価した。また、飯田については「守備面だけでなく、攻撃においてもセットプレーで強さを発揮し、9月30日のモンテディオ山形戦でコーナーキックから得点を記録。優勝争いを続けているチームになくては ならない活躍に注目が集った」(Jリーグ選考委員会)としている。
 
 両選手のコメントは以下のとおり。
 
●今野泰幸(G大阪/MF)
 まさかまさかの受賞で非常に驚いています。こういった賞には縁のない選手だと思っていたので、涙が出そうなくらい本当に嬉しいです。今回の受賞は、チームメイトやスタッフ、サポーターの皆様のおかげだと思います。まだまだチームは残留争いに巻き込まれているので、これからも一日一日を大切にして、またこういう賞をもらえるように、そしてチームが勝って、少しでも上位に行けるように頑張ります。引き続き応援よろしくお願いいたします。
 
 ●飯田真輝(松本/DF)
 受賞を聞いてたぶん誰よりも自分が驚いています。 選考理由を見ても1番はチーム状況からだと思います。その中でも自分のことを評価してもらえたのは光栄です。今回の受賞は今年のJ2の多くのチームに昇格のチャンスがある状況と似たものがあると思います。 11月のMVPは昇格を決めた松本山雅のFWが受賞することを期待してこれからもチームのために闘っていきたいと思います。