寒気と放射冷却の影響で、東北地方は18日朝、今季初めて氷点下まで気温が下がりました。週末もまだ寒気の影響が残りますが、来週は一転しそうです。急に暖かくなって最低気温最高気温ともに、平年を上回る日が多くなるでしょう。

今季初めて氷点下の朝

東北地方ほとんどの地点で今朝は10度を下回り、多くの所でこの秋一番冷えた朝となりました。氷点下まで下がり、冬日となったのは岩手県の3地点です。
<18日朝の最低気温 >
岩手県薮川  -2.9℃
岩手県区界  -2.3℃
岩手県沢内  -0.6℃
藪川では昨夜から気温は0度以下となり、けさにかけて氷点下の時間が長く続きました。

来週は平年を上回る暖かさ

あす19日(金)は西からは寒気を伴った気圧の谷が近づき、北東からは湿った空気が流れ込むため、日本海側や南部のほうから雨雲が広がってくるでしょう。日本海側は大気の状態が不安定となり、山形県などでは雷雨となる所もありそうです。太平洋側は冷たい雨となるでしょう。週末20日(土)にかけて雨の所が多いですが、21日(日)になれば高気圧に覆われて広く秋晴れとなりそうです。絶好の行楽日和、紅葉狩り日和になるでしょう。来週前半も晴れる日が続きますが、24日(水)後半から26日(金)にかけては広く雨が降って、雨脚の強まる可能性があります。
気温は、南から暖かい空気は流れ込みやすくなって、日中は20度前後まで上がる日が多く、朝の気温も来週後半は10度を下回らない地点が多いでしょう。

23日は「霜降」ですが・・・

来週23日(火)は、二十四節気の「霜降」です。朝夕の気温が下がり、霜が降りる頃とされています。東北地方では、先週から今季初めて霜注意報が発表されており、けさも青森県、岩手県、秋田県と北部3県に発表されました。週末にかけては霜に対して、来週は高温に対して、それぞれ農作物の管理に注意が必要です。