ウルグアイ相手に2ゴールを奪った南野【写真:Getty Images】

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代表初2得点の南野に相次ぐ賛辞「奮起の一撃を見舞う」

 サッカー日本代表(FIFAランク54位)は16日、国際親善試合のウルグアイ(同5位)戦(埼玉)に4-3で勝利。今夏のワールドカップ(W杯)ロシア大会8強の強豪を撃ち合いで撃破した。試合後にはDF槙野智章(浦和)がロッカールームの23人全員集合ショットを公開し、最高のムードを感じさせていたが、海外メディアは2得点を挙げたMF南野拓実(ザルツブルク)を続々絶賛。「日本のベストはミナミノ」「奮起の一撃を見舞う」などと報じている。

 日本の新星がまた輝いた。前半10分、南野は左サイドのMF中島からの縦パスに反応。ワントラップで反転し、相手DFを置き去りにすると右足を一閃した。森保ジャパンで3戦連発となったが、まだ終わらない。3-2で迎えた後半21人にはMF堂安のミドルシュートに誰よりも速く反応。GKが弾いたこぼれ球を押し込み、この日2点目を奪った。

 FIFAランク5位、ロシアW杯8強の南米の雄ウルグアイを沈める代表初マルチ弾はインパクト絶大だった。英紙「デイリー・メール」は「日本4-3ウルグアイ:エディンソン・カバーニの最大限の努力に対して、タクミ・ミナミノがホスト国の勝利を保証する奮起の一撃を見舞う」とレポートしている。

「ウルグアイの主将をクレバーなターンで交わして一撃」

 イタリアメディア「トゥット・メルカート」は「日本がミナミノの2ゴールでウルグアイを撃破した」と見出しを打ち、「日本のベストはオーストリア、ザルツブルクでプレーする2ゴールを奪ったタクミ・ミナミノだ」とこの日の主役だったと伝えた。

 米スポーツ専門局「ESPN」も「タクミ・ミナミノが激闘となったウルグアイ相手に2ゴールを奪った」と特集し、「ウルグアイの主将、ディエゴ・ゴフィンをクレバーなターンで交わして一撃をウルグアイゴールに突き刺した」と巧みなボールタッチを見せた1点目に焦点を当て、称賛した。

 チームとしても4発を奪い、前線が連動した攻撃で内容も今後に期待が膨らむものとなった。直近の大目標、アジアカップへ。南野が力強く牽引していく。(THE ANSWER編集部)