17日の天気予報。

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きのうは鹿児島で「もずの初鳴日」が観測されました。
気象庁は、季節の遅れ進みや、気候の違いなど総合的な気象状況の推移を把握するために、さくらの開花日、いちょうの黄葉日、ほたるの初見日などを観測しています。これらの「生物季節観測」の対象に、もずの初鳴日も入っています。
今年のもずの初鳴日は、平年よりやや遅いところが多いです。

もずは「キィー、キィー、キチキチ」と甲高く鳴きます。もずが鳴くのは、自分の縄張りを主張するためです。

また、「もずの高鳴き七十五日」といい、もずの鳴き声が聞こえ始めてから75日後に霜が降りるといわれています。
農作業の目安にしている地域もあるそうです。

もずの鳴き声は、秋の風物詩の1つ。きょうの日中の気温は、北日本や北陸などできのうより低く、秋の深まりを感じられそうです。

(気象予報士・久保井 朝美)