井上尚弥に「盾突いたらいけない」 WBSS共同代表も絶賛「本格的にヤバイことに…」
WBSS共同代表、ザワーランド兄弟の弟・ニース氏「彼は誰もが知る存在になる」
ボクシングのワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)バンタム級1回戦を突破したWBA同級世界王者・井上尚弥(大橋)。WBSSの共同プロモーターを務めるザワーランド兄弟の弟・ニース氏は圧巻の70秒KO劇で世界を震撼させた「The Monster」について「誰もが知る存在になる」と太鼓判。「彼に盾突いたらいけない。本格的にヤバイことになる」と絶賛している。
11月3日にスコットランド・グラスゴーで行われるWBSSバンタム級初戦WBAスーパー王者ライアン・バーネット(英国)―ノニト・ドネア(フィリピン)戦に先駆け、英国入りしたニース氏。地元メディア「iFL TV」の取材で、バンタム級優勝候補本命を手放しで絶賛した。
「現時点でウシクのような今大会の主役に誰がなるかといえば、私はイノウエに賭けます。彼は誰もがその名を知る存在になるでしょう」
第1回大会クルーザー級で優勝し、4団体統一王者となったオレクサンドル・ウシク(ウクライナ)に続き、国際的な知名度を獲得をするとニース氏は太鼓判を押した。
「彼に楯突いたらいけない。本格的にヤバイことになる」
一度もKO負けのなかった元WBAスーパー王者フアン・カルロス・パヤノ(ドミニカ共和国)を閃光のワンツーで秒殺した衝撃はいまだに冷めやらぬ様子だ。
「彼に楯突いたらいけない。本格的にヤバイことになる。パヤノをたった一発、右一発でノックアウトしたんだ。信じられないよ。今大会で次なるスーパースターを探すとしたらイノウエだろうね」
百戦錬磨のパヤノが「見えなかった」と嘆いたキラーブローを称賛したニース氏。WBSSではスーパーライト級、バンタム級、クルーザー級の3大会が現在行われ、24人の猛者が参戦しているが、井上こそがメガスター候補の筆頭と評価していた。
井上を巡っては、ニース氏と共同プロモーターを務める兄のカレ氏も「彼は惑星ナンバーワンのハードパンチャーです」などと絶賛していたが、大会を手掛ける2人にとっても主役として認識は一致しているようだ。(THE ANSWER編集部)