世界ランク4位のフアン・マルティン・デルポトロ【写真:Getty Images】

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右膝骨折で確定していたファイナルが絶望、広報発表に落胆の声続々

 男子テニスの世界ランク4位フアン・マルティン・デルポトロ(アルゼンチン)が右膝蓋骨を骨折したと専属広報が発表。年間ポイント上位8選手が参加できるATPツアー・ファイナル(ロンドン・11月11日開幕)出場権を獲得していたが、それも絶望となり、錦織圭(日清食品)が圏内に浮上した。怪我に泣かされてきた30歳デルポトロが見舞われた“ファイナル前の悲劇”に対し、海外ファンも「信じることができない」「なんという悲しい出来事」と沈痛の声を上げている。

 デルポトロが5年ぶりのファイナルを前に悲運に見舞われた。11日の上海マスターズ3回戦、ボルナ・チョリッチ(クロアチア)戦で右膝を故障。専属広報ホルヘ・ビアレ氏はツイッターで右膝蓋骨骨折を報告した上で、デルポトロの悲痛なコメントを紹介している。

「すごく困難な瞬間だ。とても悲しんでいる。力が入らなかったことが痛手だった。リハビリについて考えることはすごく難しい。こんなことが起こるなんて思っても見なかったんだ」

 これまで手首などの故障で長期離脱を繰り返してきた。しかし、今季は好調を維持しながら、年間ポイントランク3位につけ、5年ぶりのファイナル出場を確定させていた。そんな矢先に見舞われた悲劇に本人のみならず、海外ファンも落胆の声を続々と上げている。

「このニュースを信じることができない!」

「このニュースを信じることができない!」
「なんという悲しい出来事」
「可哀そうなデルポ」
「彼は復活する。私たちのサポートがある」
「オー、デルポ。あなたの早い回復を願っている」
「フアン、このニュースが残念でならない」
「頑張れ、デルポ。私たちはそばにいてあなたを待っている」
「フアンは強い。この困難を克服して帰ってくる」
「あなたの状態が心配でならない」
「良い時も悪い時もあなたと共にいる」

 ビアレ氏のツイートに対し、信じたくないというファンの声が相次いだ。結果的にファイナル出場争いはポイントランク9位につける錦織と10位のジョン・イスナー(米国)の争いとなったが、まずはデルポトロの一日も早い回復を願い、来季の早期復帰を祈るばかりだ。(THE ANSWER編集部)