バースのフレディ・バーンズ【写真:Getty Images】

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逆転トライ目前で喜んだ隙にボールを奪われる珍事が話題

 ラグビーの本場、イングランドで守備ラインを突破しながら、逆転トライ目前で喜んだところを相手選手にボールを奪われるという前代未聞のミスが発生。しかも、試合は敗れる事態となった。大会公式が“トライ寸前の悲劇”の一部始終を動画付きで公開し、ファンに「アマチュア級のミスだ」などと衝撃が走っている。

 まさに油断大敵。まさかのミスが生まれたのは、ヨーロッパの強豪が集う欧州チャンピオンズカップだった。13日に行われたバース―スタッド・トゥルーザンの一戦。バースのフレディ・バーンズが悲劇の立役者になってしまった。

 20-22で迎えた後半34分。ゴールライン目前まで攻め込み、チャンスを迎えると短いパスから突破したのはバーンズだ。鋭いスピードで相手ディフェンスラインを切り裂き、一気に抜け出した。ボールを持ってフリーで独走。逆転は間違いなしと投げキスを決め、悠々とボールをタッチしようとした次の瞬間だった。

 背後から猛然と相手のマクシム・メダールが迫っていた。しかし、バーンズは気づかない。笑顔でようやくボールを降ろそうとした手元を狙われ、ボールは無情にも転がってしまった。まさかの事態に騒然となるスタジアム。地面に突っ伏したバーンズは頭を抱え、何をやっているんだと味方に体を叩かれた。

 大会公式インスタグラムは「土曜日のこの瞬間は? 満足していたフレディー・バーンズだが、マクシム・メダールの標的に」とつづり、決定的瞬間を動画付きで公開している。

ファン唖然「何という不幸」「これは酷い」「ジーザス」

 中継映像では何度もスローVTRで再生され、喜び勇んで笑みをこぼして駆けるバーンズとは対照的に必死の形相で追いかけるメダールを映し出した。目の当たりにしたファンも唖然とするしかない。

「諦めないディフェンス」
「何という不幸」
「バーンズにとってはレッスンになっただろう」
「ハハハ、とても楽しい」
「これは酷い」
「彼のやったことはまぬけだ」
「100%の力を出して」
「あと一つやることがあった」
「アマチュア級のミス」
「ジーザス」

 コメント欄には諦めなかったメダールに称賛がある一方でバーンズに対する厳しい声が相次いだ。しかも、逆転トライをフイにしたチームはこのまま敗戦。ラグビー強国イングランドで起きたまさかのミスは大きな反響を呼んでしまった。(THE ANSWER編集部)