井上尚弥は「住む世界違う」 辛勝“11秒KO男”ファンも白旗「テテは好きだけど…」
WBSS初戦辛勝のテテ、海外ファンは比較展開「イノウエを倒せるわけない」
ボクシングのワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)バンタム級1回戦は13日(日本時間14日)、WBO王者ゾラニ・テテ(南アフリカ)が同級6位ミーシャ・アロイヤン(ロシア)を判定で破り、準決勝進出。優勝候補の一角と見られていた“11秒KO男”は12回を決着をつけられなかった内容から、海外ファンはWBA同級世界王者の井上尚弥(大橋)の強さを再認識。「テテが勝てるわけない」「イノウエがテテを破壊してしまう」とツイッター上でモンスター最強説が巻き起こっている。
地元ロシアファンの声援に後押しされたアロイヤンを最後まで沈められなかったテテ。準決勝進出を決めたが、海外のボクシングファンはツイッター上で、7日の開幕戦で元WBAスーパー王者フアン・カルロス・パヤノ(ドミニカ共和国)相手に、衝撃の1回70秒KOで勝利を収めた井上と次々に比較している。
激突するのは決勝となるが、優勝候補の本命とされる「The Monster」の強さを別格と評価している。
「このパフォーマンスではイノウエをテテが倒せるわけがない」
「イノウエはテテを破壊するだろう」
「テテがイノウエにとって最も厄介なマッチアップになるだって? 正気なの? 自分の評価ではバーネットと同程度。モンスターは別物だ」
「イノウエがテテをぶっ飛ばすだろう」
「イノウエはテテを倒すと見ている。去年の感じだといい試合になると思ったのだが、バンタム級の2試合を見て、自分は確信した。十分にノックアウトすると、ね」
テテファンもまさかの白旗「テテは好きだけど、イノウエは住む世界が違う」
井上の圧勝を信じて疑わない声が相次ぐ中、テテファンもまさかのあっさりと白旗を掲げている。
「本当にテテのことは好きなんだ。だが、イノウエは他のどのファイターとも住む世界が違うよ。汗ひとつかかずに優勝だ」
「テテのことは好きだけど、イノウエを倒すことはできないだろう」
「テテのことは大好きなんだけど、イノウエを倒せる人間がいるとは考えられない。マクドネル戦とパヤノ戦を見た後では特にそうだ。118ポンドでより強力により素晴らしくなっている。モンスターの異名通りだ。ただただ輝かしいファイターなんだ」
テテの信奉者も認めざるを得ない実力差――。120か国放送のWBSSで井上は世界のファンの脳裏に強さを焼きつけた。(THE ANSWER編集部)