10月11日(木)から開催中の京都国際映画祭2018にて14日、映画『家族のはなし』の上映会が行われ、主演の岡田将生、原作の鉄拳、山本剛義監督が登壇した。

世界中で絶賛されている鉄拳のパラパラ漫画が原作となっている本作。主演の岡田は「心があたたまって、うるうるしてしまった。これを実写で自分が演じるとなったとき、親に観てほしいとすごく思った」と、思いを語った。

これに対し、原作者でありアートディレクターを務めた鉄拳も、「岡田さんが出てくれると聞いたとき、主人公像とぴったりだなと思った。
パラパラ漫画を実写化するとなると、ハードルが高いなと思っていたけれど、スタッフさん方もすごくがんばってくれて……本当にありがとうございました!」と感謝の言葉を述べた。

父と子の不器用な愛をストレートに描く本作にちなみ、話題はそれぞれの家族の話に。

父とはよく会話をするほうだと語る岡田だが、仕事の話は滅多にせず「親に観てほしいと言いつつも、実はまだ(本作のことを)言えていない。いざとなるとやっぱりなかなか言いづらい……」と気恥ずかしさから「観て」と言えずにいることを明かした。

また、本作で父親役を演じた時任三郎について聞かれると、「最後のシーンを撮影した日は忘れられない1日になった。時任さんの笑顔を見ただけで、うるっときてしまったのを覚えています」と語った。

『家族のはなし』というタイトルだけに、涙なくしては観られない感動作かと思いきや、「泣いてほしいという思いよりも、観終わったとき、家族に電話しようかなとか、ささやかなことを思ってくれたら大成功です」と山本監督。「特に男性に観てほしい」と思いを明かした。

映画『家族のはなし』は、2018年11月23日(祝・金)公開。

京都国際映画祭2018は10月11日(木)〜10月14日(日)京都市内各地で開催。
公式サイト:https://kiff.kyoto.jp/