森保ジャパン、パナマに3-0快勝で初陣から2連勝! 南野&伊東が2戦連発で揃い踏み
チャンスを逃していたなか、前半42分にトップ下の南野が冷静に流し込んで先制
森保一監督率いる日本代表は12日、キリンチャレンジカップ・パナマ戦に臨み、前半終了間際にMF南野拓実が先制点を決めて1-0とリードして前半を折り返すと、後半には伊東純也が追加点を奪取。
3万8322人の観客の前でリオ五輪世代の二人が9月のコスタリカ戦に続いて2試合連続ゴールを挙げれば、かつてアルビレックス新潟に所属したFW川又堅碁がオウンゴールを誘発し、3-0と初陣から2連勝を飾った。
森保ジャパンは8日から新潟合宿をスタート。ロシア・ワールドカップ主力組のDF長友佑都(ガラタサライ)、DF吉田麻也(サウサンプトン)、DF酒井宏樹(マルセイユ)、MF原口元気(ハノーファー)、MF柴崎岳(ヘタフェ)、FW大迫勇也(ブレーメン)を初招集し、若い世代との「融合」をテーマに調整を進めてきた。
森保監督はコスタリカ戦と同じ4バックを採用。守護神は3年6カ月ぶりの出場となる権田修一、最終ラインはCBに槙野智章と代表デビューの冨安健洋、SBには室屋成と佐々木翔が入った。中盤はゲームキャプテンの青山敏弘と三竿健斗がボランチでコンビを形成。2列目はサイドを伊東純也と原口元気が務めトップ下に南野拓実、最前線には大迫勇也という4-2-3-1の配置となった。
日本は前半3分、カットボールを持ち上がった佐々木が左サイドからクロスを上げると、ファーサイドに伊東が飛び込むもわずかに届かず。トップ下の南野が思うようにボールを受けられない時間が続き、伊東を中心としたショートカウンターが多くなる。
決定機が訪れたのは前半23分。青山のロングフィードに室屋が抜け出してペナルティーエリア内右45度の位置でGKと1対1になった。しかし、室屋はシュートではなくクロスを選択し、パナマ守備陣にクリアされてチャンスを逃してしまった。
前半39分には大迫のキープから南野がペナルティーエリア内でボールを持つもシュートに持ち込めず。しかし、その直後の同42分に青山の縦パスを南野がペナルティーエリア内に持ち込み、左足で流し込んで先制点をゲット。日本が1-0とリードして前半を折り返した。
後半20分には原口、伊東、南野の連係から最後は伊東が2試合連続ゴール
後半は立ち上がりに大迫と原口の連係から、佐々木が左サイドをえぐってクロスを供給。流れたボールを三竿が左足を振り抜くもグラウンダーの一撃はGK正面でキャッチされてゴールはならず。逆に、後半11分には南野のパスミスから左サイドを崩されてゴール前に攻め込まれたが、相手の連係がずれて失点は免れた。
スコアが動いたのは後半20分だった。原口のパスを伊東がワンタッチでスペースにはたいて南野がペナルティーエリア内に侵入。シュート性の折り返しは相手GKに阻まれ、こぼれ球に反応した伊東のシュートもDFにブロックされたが、伊東は再び押し込んでネットを揺らし、待望の追加点を奪った。
森保監督は後半21分にFW川又堅碁と初招集でA代表デビューとなるFW北川航也を同時投入。同36分には相手との接触で負傷した伊東に代わってMF堂安律を入れて攻撃のチャンスをうかがったなか、後半40分にドリブル突破した原口のスルーパスを川又が粘って相手のオウンゴールを誘発し、チームの3点目を奪った。試合はそのままタイムアップとなり、FIFAランキング70位のパナマを3-0で下した森保ジャパンは初陣から2連勝を飾った。
(Football ZONE web編集部)