前半、先制点を決め喜ぶ日本代表・南野=デンカビッグスワンスタジアム(撮影・甘利慈)

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 キリンチャレンジ杯(12日、日本3−0パナマ、デンカ)森保一監督(50)率いる日本代表(FIFAランキング54位)がパナマ代表(同70位)と対戦。日本はMF南野拓実(23)=ザルツブルク=とMF伊東純也(25)=柏=の2戦連続弾、FW川又堅碁(28)=磐田=がダメ押しとなるオウンゴールを呼び込み勝利。ロシアW杯主力組との融合を図った一戦で見事白星を挙げた。

 日本は前線からプレスをかけボールを保持するも、組み立てがうまくいかずゴールへ迫れない。14分、MF伊東が後方で味方が引っかけたボールに反応し快足を飛ばしたが、敵DFの守備に遭った。

 なかなかリズムがつくれなかった日本だが23分に絶好機を迎える。敵陣中央付近でボールを受けたMF青山が右サイドDFの裏へ浮き球のスルーパスを出すとこれに後方から走りこんでいたDF室谷が追いつく。室谷は落ち着いてゴール前へ低いクロスを入れたがこれは味方に合わず。得点にはならなかったがひとついい形をつくった。

 このまま両者無得点で前半を終えるかと思われた42分、日本が試合を動かす。青山が敵陣中央付近で相手のパスをインターセプトするとペナルティーエリア前で待つMF南野へパス。南野はDFを背負いながら強引に前を向くと左足でゴールへ蹴りこんだ。日本は1点のリードを奪って前半を終えた。

 後半、日本は2分にMF三竿、4分にFW大迫が立て続けにシュートを放ち、前半の流れを切らさずにパナマを攻め立てる。大迫がポストプレーなどでたびたび起点になり追加点を期待させる。

 11分にはパナマに左サイドを突破され辛くもピンチを逃れた日本だったが、20分に追加点を奪う。敵陣中央やや左からMF原口が突破を仕掛ける。これはコントロールミスでうまくいかなかったが、離れたボールへ必死に足を伸ばしペナルティーエリア前で待つ伊東へパス。伊東はこれをダイレクトでペナルティーエリア左へ走りこんだ南野へはたくとGKと1対1になった南野がシュート。これはGKに阻まれたが、ゴール前へ詰めていた伊東が蹴りこみ追加点を奪った。

 リードを広げた日本は21分、大迫と南野を下げてFW北川、川又を投入。このまま勢いに乗りたかった日本だが32分にアクシデント。追加点を奪った伊東がDFダビスの激しいタックルを受け負傷交代。代わってMF堂安がピッチに入った。

 嫌な形で交代枠を使った日本だったが、途中出場の川又が仕事を果たす。40分、敵陣中央から原口がドリブルでペナルティーエリア手前へ運ぶと左前方でフリーで待っていた川又へパス。川又は後方からDFに寄せられ、混戦の中、必死にボールを蹴りだすと力なく転がったボールはゴールマウスへ吸い込まれた。(公式記録はオウンゴール)試合はこのまま終了。日本が3−0で快勝した。

 先月11日、初陣となるコスタリカ戦を勝利で飾った森保ジャパン。この試合は森保監督就任後、初めてFW大迫勇也(28)=ブレーメン=ら、ロシアW杯の主力を加えて臨んだ一戦。先日、サッカー専門誌フランス・フットボールが今年から新設した21歳以下の最優秀選手に贈られる“若手版バロンドール”「コパ賞」の候補10人にもノミネートされたMF堂安律(20)=フローニンゲン=ら、新戦力との融合に注目されていた。得点を決めた南野と伊東はコスタリカ戦に続く2戦連続弾で森保ジャパンは2連勝。16日にはロシアW杯で8強の強豪ウルグアイとの試合に臨む。