ソフトバンクが2017年に買収したボストン・ダイナミクスの二足歩行ロボット「Atlas」がさらに進化を果たし、もはや「中に人が入ってるんでしょ?」としか思えないほど自然で見事なジャンプを見せるムービーが公開されました。「Parkour Atlas(パルクール・アトラス)」というタイトルが物語るように、従来は見たことがないほどの高い機動性を発揮しています。

Parkour Atlas - YouTube

画面左からやってきたAtlasの目の前には、太めの丸太が転がっていますが……



こともなげに「ピョン」とジャンプ。



着地してそのまま走り去るAtlas。ムービーを見ればわかりますが、その動きに「よどみ」は全くありません。



さらにすごいのがコレ。段差を乗り越えて自分の背丈ほどもある台の上に駆け上ります。



まずは軽くジャンプして、右脚を1段目にかけ……



そしてそのまま、左脚を2段目に。このとき、両腕の動きを見事に合わせて反動も利用しているように見えます。



最後に、右脚を3段目にのせていとも簡単にクリアしてしまいました。



右脚をかけ……



「ハッ!」とばかりに2段目に飛び移るAtlas。人間でもこの動きをできない人はきっとたくさんいます。



片脚のまま3段目にアプローチするAtlas。さぞかし強力なトルクを持つモーターが膝の関節に内蔵されていることでしょう。



そのまま走り去っていくAtlas。「このAtlasが泥棒だったら、もう追いかけられないかもしれない……」などとバカなことすら考えてしまいそうなAtlasの進化が今後どこまで進むのか、末恐ろしいレベルになってきました。