中国共産党の宋濤・対外連絡部長が10日、北海道洞爺湖町であった日中与党交流協議会で講演し、日中関係発展の必要性を訴える文脈で、「メディアに真実を報道するよう働きかけて」などと、与党幹部にメディア規制を求めるかのような発言をした。

 同協議会は、自民・公明両党と中国共産党との政党間交流を進める枠組みで、10日に開幕。自民党の二階俊博幹事長や公明党の井上義久副代表ら約30人の国会議員が参加している。講演で宋氏は、日中両国の与党の役割について「民意と世論をリードする」と指摘。「メディアに真実を報道するよう働きかけ、正しくない情報は訂正してもらう」などと語った。

 一方、二階氏は講演で「緩みない友好関係を構築したい」などと述べ、日中関係の改善に向けて努力する考えを強調した。一行は11日、東京に会場を移し、12日まで議論を行ったうえで提言をまとめる。(明楽麻子)