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トヨタのハイパフォーマンス戦略の一環

トヨタはハイパフォーマンスモデル投入の計画に伴い、カローラにもホットバージョンを追加する見込みだ。「GR」バージョンの存在は確認されてはいないが、豊田章男社長の面白いクルマへの意欲を見る限りではその存在は必然的といえるだろう。

昨年のフランクフルト・モーターショーで展示されたC-HR Hyパワーやガズー・レーシング・ヤリス・スポーツ、新型スープラ、それにル・マンでの活躍はトヨタの今後の方針を示している。さらに、カローラに用意される2種類のハイブリッド・パワートレインのうち上位版は178psを発揮していることからも伺える。

さらに、新型カローラは新開発のTNGAプラットフォームを使用している。これは先代のオーリスよりも重心高を引き下げるとともに広いドレッドを確保するものだ。トヨタが通常のカローラにもハイパワーな選択肢を与えた理由のひとつだろう。

トヨタはWEC、WRC、ニュルブルクリンク、ダカールなどのモータースポーツに86やヤリスに代わりカローラを投入している。

トヨタがヤリスにロータス・エリーゼゆずりの212psの1.6ℓを搭載したGRMNを限定販売していることから、カローラGRはさらなるハイパワーとなるだろう。セアト・レオン・クプラなどのライバルと戦うためには最低でも250psは必要だ。