米国債利回り低下でドル下落、英ポンドは上昇=NY市場

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[ニューヨーク 9日 ロイター] - ニューヨーク外為市場では、ドル指数が一時7週間ぶりの高水準を付けたものの、その後は米国債利回りの低下につられ下落した。英国が欧州連合(EU)と離脱条件などで合意する期待が高まったことで英ポンドが上昇したことも圧迫要因となった。

前週の米国債市場では、インフレが加速し連邦準備理事会(FRB)が利上げペースを速める可能性があるとの見方から国債が売られ、利回りは上昇していた。この日は10年債<US10YT=RR>利回りが7年ぶりの高水準となる3.261%まで上昇したものの、その後は株価下落や世界的な経済成長を巡る懸念から3.2101%まで戻した。

主要6通貨に対するドル指数<.DXY>は一時は96.155と、7週間ぶりの高水準を付けたが、その後は0.11%低下の95.651となっている。

英国のEU離脱を巡っては、ダウ・ジョーンズがこの日、外交筋の話として、15日までに離脱条件で合意が得られる可能性があると報道。これを受け英ポンド<GBP=D3>は当初の下げから反転し、対ドルでは0.41%高の1.3147ドル、対ユーロでは0.36%高の87.45ペンスとなった。

ユーロ/ドル<EUR=EBS>は7週間ぶり安値の1.14325ドルを付けた後、終盤の取引では0.08%高の1.15000ドルとなっている。ユーロ/円<EURJPY=EBS>は0.1%安の129.980円。

中国人民元は対ドルで約7週間ぶりの安値近辺で安定的に推移。オフショア人民元<CNY=D4>は1ドル=6.9350元まで下落したものの、その後は6.9158元と、ほぼ横ばいの水準に戻した。香港のオフショア人民元市場で元の調達コストが急上昇したことを受け、地合いが落ち着きを取り戻した。

ドル/円 NY終値 112.94/112.97

始値 113.17

高値 113.32

安値 112.87

ユーロ/ドル NY終値 1.1489/1.1492

始値 1.1449

高値 1.1503

安値 1.1432

(表はロイターデータに基づいています)