貴州・貴陽東駅を出発して北京西駅に向かう、高速鉄道のG402列車で異変が生じた。女性車掌の叫び声がひびいた。「乗車券のない人はただちに下車してください。車両は押しつぶされた状態です。走ることができません!」。しかし、誰も応じない。

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1日の国慶節(建国記念日)に始まる中国の秋の大型連休日の最終日だった7日、貴州省の貴陽東駅を出発して北京西駅に向かう、高速鉄道のG402列車が河南省の鄭州市東駅に到着したところで異常事態が発生した。乗車券なしで乗り込む人が続出し、基準を超えたとして列車が通常通りに運転できなくなってしまった。中国メディアの新京報などが伝えた。

車内に女性車掌の叫び声がひびいた。「乗車券のない人はただちに下車してください。車両は押しつぶされた状態です。走ることができません!」。車掌はさらに繰り返した。「乗車券のない人は、自覚してください」「人数オーバーです。運転はできません!」――。しかし、通路に立つ大勢の乗客で、車掌の求めに応じようとする人はいない。車掌は改めて声を張り上げて「急いでください(降りてください)。発車時刻が過ぎましたが、運転できません」と叫んだ。しかし誰も、応じない。

車掌はやむをえず、特に混んでいる車両から立っている乗客を別の車両に移した。発車したが、1編成全体の乗客が多すぎる状況に変わりはない。車掌は乗務している警察官に協力を求めた。車内放送で、男性の声が流れた。乗務警察官だ。「お願いを申し上げます。このG402は制限人数を著しく超過しています。走ることができなくなりました」と説明し、立っている乗客の下車を求めた。

列車が到着した石家荘駅で、一部乗客が下車した。後続の列車に乗り換えるためだ。G402は改めて、北京に向け発車した。車内では車掌が、乗車券を持たずに乗った人から運賃を徴収した。(翻訳・編集/如月隼人)