サムスンがAI機能搭載の独自チップを開発中? Galaxy S10に採用のうわさ
サムスンが次期フラグシップスマートフォンのGalaxy S10向けに、AI(人工知能)機能を搭載した独自チップを開発中との推測が報じられています。
有名リーカーのIce universe氏は、サムスン元従業員のLinkedInプロファイル内に「第2世代のNPUデザイン」(2017年12月〜2018年3月)を手がけていたとの記述を発見したとTwitterにて報告しました。

さらに氏は、ほぼ1年前に開発がスタートしたとすれば「Exynos 9820」(Galaxy S10に採用予定とされる、サムスンの独自プロセッサ)に組み込まれるのではないかと推測しています。

NPUとはNeural Network Processing Unit、つまり機械学習の処理(ニューラルネットワーク)を行うAI対応プロセッサのこと。iPhone XSなどに搭載されたA12 Bionicプロセッサもニューラルエンジン搭載がうたわれ、Huaweiが発表した最新プロセッサKirin 980にもNPUが2機搭載されると発表されています。

サムスンはこれまでNPU搭載プロセッサを採用した実績もなく、開発中であるとも公表もしていません。しかし、機械学習の強化が最新プロセッサの主流となりつつある中で、この波に乗るのは十分有り得ることでしょう。

日常生活とは縁遠い響きがあったものの、iPhone XS搭載カメラの扱いやすさなどに実力を発揮しているAI搭載のプロセッサ。2019年は主要メーカーが一斉に採用した「機械学習スマホ元年」になるのかもしれません。