7日放送、読売テレビ「そこまで言って委員会NP」に、野球評論家の金村義明氏が出演。阪神タイガースの藤浪晋太郎について、別の球団なら大谷翔平のようになっていたと述べた。

25日のドラフト会議を前に、金村氏は「期待する選手」として、史上初となる2度目の甲子園春夏連覇を遂げた大阪桐蔭の根尾昂や藤原恭大、フィーバーを生んだ金足農業の吉田輝星、報徳学園の後輩・小園海斗の名前を挙げた。

金村氏はこの4選手がそろえば「5、6年したら今の広島(東洋カープ)みたいになりますよ。それくらいの力を持っている」と称賛。「ゆくゆくはメジャーを目指しますよ」と、今後に期待を寄せる。

だが、大谷と双璧する才能の持ち主とみなされている藤浪は、なかなか芽が出ていない。金村氏は「ポテンシャルは間違いなくすごいんですよ。ただ、入ったチームが…」とコメント。「強烈な人気球団」である阪神は環境が違うと述べた。

では、大谷のように藤浪も北海道日本ハムファイターズに入団していたら、今ごろは違う選手になっていたのか。この質問に、金村氏は「間違いなく違っていたでしょ」と返す。

指導者による違いは大きいとの声に、金村氏は「外出禁止を本人も甘んじて受けながら、外出するときは遠征先でも監督の許可を得て。マスコミが女性の影を追ってもまったくない。マンガから出てきたような子」と続けた。