女性の運動離れ進む 汗臭さなど嫌う? 18〜19歳で顕著に 体力・運動能力調査

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 週に1回も運動しない10代後半〜40代後半の女性が増えていることが7日、スポーツ庁が8日の体育の日を前に結果を公表した平成29年度体力・運動能力調査で分かった。

 特に18〜19歳女性の運動離れが顕著で、20年前に比べ、週1回以上の運動実施率が10ポイント以上低下して30%台になった。

 調査は昨年5〜10月に実施。6〜79歳の男女を対象に、握力や上体起こしなど6〜9項目の体力・運動能力を調べるとともに、運動習慣などを聞いた。また、29年度は現行方式となって20回目にあたるため、10年ごとの運動実施率を比較した。

 それによると、「週1日以上運動する」割合は、男女とも10代前半は80%前後と高いが、10代後半から低下し、女性は30代から、男性は50代から再び上昇する傾向がみられた。

 ただし20年前の10年度調査に比べると、男性はほとんどの年代で「運動する」割合が増えたが、女性は小学生と50歳以上をのぞく年代で減少した。とくに18歳女性は、20年前は46.1%が週1日以上運動していたのに、今回は35.7%に減少。19歳女性も45.8%から33.8%に減少した。

 10代女性の運動離れについて放送大学の関根紀子准教授(運動生理学)は「要因はさまざま考えられる」としつつ、「最近の女性は運動後に汗臭いままでいることを嫌がるなど、においを気にする傾向がある。公共の運動施設にシャワーを整備するなどの対策も必要では」と話している。

 体力などの調査では、65歳以上の女性と70歳以上の男性の各項目の合計点が過去最高を更新するなど、前年に続き高齢者の体力向上が目立った。一方、30代後半〜40代前半の男性と30代前半〜40代後半の女性の体力は低下傾向だった。