佐世保市の伝統工芸品で日本遺産に認定されている三川内焼の展示販売会「みかわち陶器市」が4日、同市三川内本町の三川内焼伝統産業会館前で始まった。地元の窯元や商社など27団体が2万点以上を展示販売している。8日まで。6日は台風25号接近のため中止。

 時折雨が降る中、訪れた客は器を手に取り、店員と会話しながら、作品を選んでいた。佐賀県から訪れた主婦大串きぬ枝さん(78)は「目の周りのまつげがかわいい」とアラカブの絵が描かれたカップと器を購入した。

 特別企画として、透かし彫りの技術にたけた名工、口石大八郎氏、長三氏の父子(いずれも故人)の作品を隣接する三川内焼美術館で紹介。虫籠の上にバッタを載せた香炉、昭和天皇に献上した「法隆寺五重の塔」(高さ75センチ)と同じ作品など17点を展示している。7日は学芸員によるギャラリートークがあり、作品献上の裏話に触れるという。このほか豆皿500種の展示販売や絵付け体験などもある。

 三川内陶磁器工業協同組合=0956(30)8311。

=2018/10/05付 西日本新聞朝刊=